文化の日、二回目のリーグ戦連覇(優勝は4回目)を決めた川崎フロンターレ。
昨シーズンの「降格無し」という特別レギュレーションにより、今シーズンは例年の34試合ではなく38試合の戦いです。
たまたまですけど、優勝を決めたのが第34節。
今年の第34節までの戦いを、過去の優勝時などと比べて、くだらない比較をしてみました。
お断りしておきますが、今シーズンの数字は第34節までの数字ですから…。
左から「勝点」「得点」「失点」「得失点差」を並べました。
2017年 初優勝
72/71(1位)/32(3位)/39(1位)
2位・鹿島の勝点は、72
2018年 初の連覇
69/57(1位)/27(1位)/30(1位)
2位・広島の勝点は、57
2019年 4位に終わった年
60/57(3位)/34(5位)/23(3位)
優勝・横浜FMの勝点は70
2020年 改めて優勝した年(コロナ禍で5人交替制)
83/88(1位)/31(2位)/57(1位)
2位・G大阪の勝点は65
2021年 連覇を決めた時点での数値(同上)
85/71(1位)/22(1位)/49(1位)
2位・横浜FMの勝点は72
こう見てみますと、昨シーズンの得点88は凄いものがあります。
得失点差は57で、得失点差に関する2位・名古屋は17でした。
あらためて、昨年は圧倒したシーズンだったことを確認できます。
今年は、得点が71で1位なのですが、失点がここ5年間でもっとも少ないんですね。
名古屋さんが堅守のイメージがありますけど、その名古屋さんの失点は26(2位)です。
川崎戦で失点を増やしてしまったのでしょう…。
今シーズンの川崎は、得点もさることながら守り切った試合が多かったですよね。
それが数字に表れているのでしょう。
守備陣にケガによる離脱がありながらも…。
今年の2位・マリノスと川崎の勝点差は13と、相当な差が開いているイメージがあります。
よく見ると、マリノスさんは優勝した2019年よりも現時点で勝点が2つ多いんです。
マリノスさんが今年も強かったのは、数字でも表されています。
だけど、川崎が今年も優勝しました…。
川崎は去年の圧倒的な強さから、今年はギリギリでも何とかして勝点3を積み重ねる術を覚えたんですね。
それは、主力選手の移籍やケガ、過密日程などによる結果論かもしれません。
やはり、ここ5年で失点を最も抑えることができたことが効いているのでしょう。
かつては、攻撃力はすごいが守備はザルというイメージが強かったフロンターレ…。
それを、鬼木監督が守備意識を高めた効果でしょう。
初優勝時を除き、すべて2位に勝点差10以上をつけています。
来年は3連覇を目指すしますけど、こんなに勝点差をつけるのは難しそうです。
レアンドロ ダミアン選手は移籍と残留の双方の報道があり、旗手選手は間違いなく海外移籍しそうです。
他クラブは、海外で活躍した日本人選手を逆輸入して補強しています。
逆に、川崎は日本人選手の輸出が多くなっています。
来シーズンはどのようなメンバー構成になるか分からないですが、あらためて守備の安定が大切であることが分かりました。
守備のメンバーに大きな変動が無ければ、来年は攻撃力をいかに保つか、ここがポイントになるような気がします。
皆さんは、どのようにお考えでしょうか。