Jリーグに関して、ショッキングなニュースのご紹介です。
昨日のネットニュースからご紹介します。
Jリーグ 来季ホームタウン制撤廃へ
創設時の理念「地域密着」から新様式に 今月中にも正式決定
ここから
Jリーグが来季から事実上のホームタウン制度撤廃を検討していることが16日、明らかになった。既に議論を重ねており、早ければ今月の理事会で正式決定する。創設当初からの理念撤廃となれば、地方クラブが首都圏の巨大スタジアムでホーム試合を開催し、都市部に下部組織をつくることもできるようになる。また、クラブ名にネーミングライツを認めることも検討中。開幕から30年を前に、Jは大きな変革期を迎えている。
1993年の開幕時から、地域密着やチーム名からの企業名排除などを基本理念としてきたJリーグが、大きく方向転換することになりそうだ。理事会では賛否両論の激しい議論が行われてきたが、早ければ今月にも地域密着の基本理念撤廃が決まる見通しとなった。
最近になって「1クラブがホームタウン内で他クラブの活動を制限することは、独占禁止法に抵触する」という判断が出されたことも変革を後押しした。当初は従来のホームタウン制度にこだわってきたリーグ側も「ホームタウン」という表現を残しながら、旧来の概念を撤廃する方向に変わっていった。
ここまで
これに対する村井チェアマンのコメントに関する記事が以下の通りです。
Jリーグのホームタウン制 村井チェアマン「撤廃・変更の事実は一切なく」談話発表
ここから
Jリーグの村井満チェアマンが17日、ホームタウン制度について、コメントを発表した。
一部で、「Jリーグがホームタウン制度を撤廃する」という表現を用いた報道があったことを受けてのもの。コメントは以下の通り。
「JリーグではJクラブの本拠地を『ホームタウン』と呼び、Jクラブはホームタウンと定めた地域で、その地域社会と一体となったクラブづくりを行いながらサッカーの普及、振興に努めなければならないと定めています。
このホームタウン制度について撤廃・変更の事実は一切なく、今後、Jクラブの営業、プロモーション、イベント等のマーケティング活動における活動エリアに関する考え方の方向性について議論しているものです。Jリーグが創設当初から掲げている地域密着の思想が揺らぐものでは全くありません」
ここまで
一言…上側のニュースを昨日の朝見つけたときは驚きました。
村井チェアマンのコメントの記事を見つけたときは、幾分ホッとしました。
村井チェアマンが、ホームタウン制を撤廃することを否定しているので、そこは信じたいと思います。
ただし、「Jクラブの営業、プロモーション、イベント等のマーケティング活動における活動エリアに関する考え方の方向性について議論している」とのことです。
これが、上側の記事にある以下のことなのでしょうか?
・地方クラブによる首都圏の巨大スタジアムでのホーム試合の開催
・地方クラブが、都市部に下部組織をつくる
・クラブ名にネーミングライツを認める
この3つはどれもホームタウン制に密接に関連する事項だと思います。
上記の通りならば、「今後もホームタウン制です」と言いながら、ホームタウン制が薄れていくのかなという思いがします。
来季からということですが、すぐに何かが大きく変わることは無いと思います。
ただ、Jリーグ創設から四半世紀以上もの間、大切にしてきた理念が薄れるような気がします。
大切にしてきたものを残すべきか、新たな時代に則したやり方を模索すべきか…そのあたりを議論しているのでしょうね。
衝撃的で、いまは残念な気持ちが勝っていますが、全体像を見なければ分からないので、それまで待ちたいと思います。