昨夜の中2日での神戸戦、勝ちました!



川崎 3-1 神戸



「杞憂(きゆう)」の意味は…
将来のことについて、する必要のない心配をすること。根拠のない心配。取り越し苦労。

私が試合前まで考えていたことは、すべて杞憂に終わりました。

神戸もケガやコンディションが整わない選手がいるみたいで、思いのほか台所事情は厳しそうでした。



前半…

13分
起点はイニエスタ選手、決めたのは武藤選手でしたが、大迫選手のキープ力とフェイントに翻弄されました。
大迫選手の劣化を懸念するネットでのコメントを目にしますが、そんなことはありませんね。

神戸の攻撃は、大迫選手にボールを当てて、そこから一度サイドに流して、クロスを上げるというシンプルなイメージを受けました。
一方、川崎は短いパスを繋ぎながら、徐々に前へボールを運ぶので、パスカットされたり、パスミスが起きたときが怖い…。
神戸は、縦一本でチャンスに持って行くことができますから、やはり怖かったです。

0-1とリードされて前半を折り返しました。

前半の内容について、否定的な意見が多いですけど、ここ2試合に比べると私は良かったと思います。



後半…

開始早々から、川崎の猛攻が始まりました。

53分
マルシーニョ選手がスピードのあるドリブルで、徳島戦の時と同じようにPKをもらいました。
しかし、家長選が蹴ったボールはゴールポストに嫌われました(涙)。
直前のシュートチャンスを相手GKに止められたりと、家長選手には不運な時間帯だったかもしれません。

56分
相手選手のハンドによる再度のPKのチャンス。
今度は、レアンドロ ダミアン選手が決めて、同点に追いつきました。
真ん中に蹴りましたね…勇気あるわぁ。

72分
山根選手のクロスを相手DFがクリアミスでオウンゴールとなり、逆転!
ドリブルで切り込んだ勢いのままでのクロスボールのスピードが速くて、相手選手は足を出すのが精一杯だったのではないでしょうか。
この時間帯でリードしたのは久しぶりのような…。

76分
鹿島戦と湘南戦の勝点3の立役者2人(宮城選手・知念選手)を投入。

次節に向けての備えもあったと思うのですが、両外国人を下げたのは正解だと思います。

78分
今度は守備の選手(車屋選手・山村選手)を2人投入。
山根選手を下げましたが、休ませるという意味で特に正解だったと思います。

実際のところ、けいれんを起こしていたらしいですが…。

85分
家長選手にとって、良い時間帯が戻りました!
旗手選手の見事なヒールパスを、相手選手をうまく交わしてゴール!

その日のミス(PK)を、その日のうちに帳消しにするところはさすがです。
得点差が2点になり、残り時間を考えると勝敗はほぼ決まったかな…。

ロスタイムで…
大迫選手が自陣に戻り家長選手からボールを奪ったシーンと、その直後に谷口選手が相手選手の背後からボールを奪ったシーンなどは、お互いに気持ちが入ったプレーでしたね。



神戸はイニエスタ選手がベンチに下がると、別のチームになったような印象を受けました。
怖かったのは、イニエスタ選手がピッチにいて、しかも疲れがあまりない時間帯だけだったような感じさえします。

彼一人で、大きく変わりますね。

川崎は3点獲ったので攻撃面に目が行きがちですけど、この試合もGKチョン ソンリョン選手がチームを救ったシーンがいくつかありました。
「守護神」健在です。


そして、ジェジエウ選手の守備も見逃せません。



川崎の選手はもっと体が重いかなと予想しました。
連戦が続き、しかも自宅に帰れず、さらに中2日なのにもかかわらず、動きが悪いようには見えませんでした。
この点が、杞憂に終わって良かったです。




昨日の試合が終わり、時計の針が今日になって、選手・スタッフの皆さんはご自宅に帰ることができたはずです。

長旅、お疲れ様でした。

次のFC東京戦も中2日です。
昨夜の試合とは異なり、自宅で過ごす中2日ですから、気持ちの部分でリフレッシュできるのではないでしょうか。

昨夜の試合を観て、あらためて川崎の選手の気持ちの強さを感じました。
次の相手・FC東京は中6日ですが、川崎は疲れをものともせずに勝つものだと信じて応援します!