昨夜のホーム大分戦…
相撲で言うところの「横綱相撲」をサッカーで表現すると「王者のサッカー」かなぁと…。
川崎 2-0 大分
大分・片野坂監督が時間をかけて川崎対策をしてくるのではないかと、怖かった…。
正直、思ったほどではなく、川崎ペースの時間が長い一戦でした。
登里選手の復帰、旗手選手のインサイドハーフでの起用、三笘選手のヘアカット(笑)など、いろいろな見所がある中で一番驚いたのはGK丹野選手の先発。
ソンリョン選手がケガとのことですが、昨日の丹野選手は暇だったのではないでしょうか。
昨年まで大分に在籍して、いまは川崎に在籍中の小塚選手と知念選手はベンチにも入らず…。
それを考えると、川崎の方が厚い選手層で臨んだゲームでした。
昨日の主審はことごとくファールを流していましたね。
時計の針がスムーズに流れる試合でした。
さて、前半…川崎ペースでした。
ダミアン選手だけでなく、三笘選手も前線でプレスを掛けていました。
疲労がない証拠でしょう。
39分、セットプレーのチャンスで、プレイスキッカー脇坂選手からのボールを相手が跳ね返すものの、密集している選手達の中にボールが落ち、三笘選手がクリーンに決めました。
川崎ペースであるものの、それ以外は37分のダミアン選手のシュートぐらいしかチャンスがありませんでした。
ペースをつかみながらも、1点しか獲れないもどかしさがありました。
後半…
入りは、大分はシンプルにクロスを上げて、FW長沢選手に合わせてきました。
実は、これが怖い…。
55分から65分までの10分間、ここは大分ペースでした。
危ないシーンが数回あり、肝を冷やしました。
その劣勢の時間帯の後、相手の守備のスキをついてダミアン選手と三笘選手のどっちが先にシュートするのかというところで、三笘選手がゴール!
これで、楽になりました!!!
そして、そのまま勝ち切りました。
ペースを握っていたのでもっと大差をつけるかなと思いつつ…
危ないシーンがあったので、失点するかなと思いつつ…
それでも2-0で勝ち切るところは、「横綱相撲」のような「王者のサッカー」だったと思います。
片野坂監督が、相当の準備をしてくると予想していました。
前線からプレスを掛けられなかなか得点できず…CKを下田選手が蹴り、長沢選手が頭で合わせゴールする…そんなネガティブなイメージがあり、本当に怖かったです。
相撲の「寄切り」のような感じで、勝ちました。
うまくリスタートが切れたと思います。
昨年まで在籍した下田選手がバスを降りたときには小林悠選手に、選手入場の前にはレアンドロ ダミアン選手にいじられていました(笑)。
きっと、愛されキャラだったのでしょうね。
いじったダミアン選手は、その直後、切り替えて戦闘モードで真顔になっていました…プロだわ。
最後になりますが…
ガンバさん、お帰りなさい。
コンディション調整が難しいかもしれませんが、20クラブが揃い嬉しい限りです。