フロンターレサポーターにとって、嬉しい知らせです。
昨日の日経朝刊からご紹介します。
川崎市、中村憲剛選手に市民栄誉賞
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川崎市は1日、今季限りでの現役引退を表明しているサッカーJ1・川崎フロンターレの中村憲剛選手(40)に市民栄誉賞、J1史上最速の優勝を決めた川崎フロンターレにスポーツ特別賞をそれぞれ贈呈すると発表した。
中村選手は川崎フロンターレに18年間所属し、クラブの成長とともに活躍を続け、地域貢献活動にも積極的に取り組んできた。川崎フロンターレの特別賞は2年ぶり3回目の受賞となる。
21日に等々力陸上競技場で催される「中村憲剛引退セレモニー&優勝報告会」内で福田紀彦市長から贈呈される。福田市長は「中村選手はピッチで川崎の知名度を上げてくれただけでなく、地域活動にも率先して取り組んでくれた。市民栄誉賞にこれほどふさわしい方はいない」と述べた。
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川崎フロンターレ一筋18年の中村憲剛選手に市民栄誉賞が授与されることとなりました。
おめでとうございます!
川崎市民の中で、この授与に異論を唱える方はいないでしょう。
福田市長の「市民栄誉賞にこれほどふさわしい方はいない」というコメント通りです。
中村憲剛選手は、川崎フロンターレを人気・実力ともに全国区に押し上げてくれました。
人気面では、プロモーション部のご尽力もあったと思います。
プロモーションと憲剛選手のキャラクターがうまく融合し、クラブも彼自身も人気が出ました。
「フロンターレは好きではないけど、憲剛は好き」という他サポの方は多いですからね…私の友人にもいます。
サッカー番組だけでなく、VS嵐やNHK Eテレにも出演し、イメージアップに貢献してくれました。
また、地域活動にも貢献しました。
年に一回(必勝祈願の後)、彼ほどの選手が駅前の商店街を訪ね、そしてサイン会をしてくれるってことは早々ないでしょう。
実力面では、2017年のリーグ優勝以来、堰を切ったようにエンブレムに星を増やすことができています。
3つだった星だったのが、4つ目が既に決まり、5つ目の星も目前です。
フロンターレが試合でビハインドを負っている状態で…
彼がいると、「何かを起こしてくれるのでは?」と常に期待を持つことができます。
逆に、もしも何かが起こらなくても「憲剛が出てダメなら、しゃーない」と諦めもつきます。
そんな期待を一手に背負った18年はプレッシャーの塊だったと思いますが、それに耐え、そして十分に応えてくれました。
そして、憲剛選手は、川崎フロンターレに対してだけでなく、川崎市に対しても貢献していると思います。
彼が、「川崎市民が自分の街を誇りに思う力」を育むことに一役買っていると、私は思っています。
中村憲剛選手は、3人のお子さんがいる子育て真っ盛りです。
川崎市は人口減少時代においても、まだまだ人口が増えている珍しい(?)市です。
たとえば、私の息子も娘も川崎市立の中学校を卒業しましたが、息子の時は1学年に4クラスだったのが、6年後の娘の時は7クラスに増えました。
マンションが建ち、若い世代を中心に人が流入し、子供が増えています。
このように、川崎市内には子育て世代が多いのです。
10年前ぐらいのことですが、プロモーション部の方が、「フロンターレのマーケティングのターゲットは、子育て世代」とおっしゃっていた記憶があります。
やっぱり、市内には子育て世代が多いんですね。
憲剛選手と同世代のパパやママがたくさんいて、彼に共感を持っている方は多いのではないでしょうか。
彼のピッチでの活躍(強さ)や家庭での子育てぶり(優しさ)が共感に値するのだと思います。
そんな魅力的な選手が自分の街のサッカークラブにいることの誇りが、ひいては自分の街の誇りに繋がるのだろうと、私は勝手に思っています。
こうしたことから…
中村憲剛選手は、「川崎フロンターレのスーパースター」であり、「川崎市のスーパースター」でもあるのだと思います。
だからこそ、私も市長のコメントと同じく、これほど市民栄誉賞にふさわしい方はいないと思います。
重ねまして、ここにお祝い申し上げます。