昨日、NHK連続テレビ小説『エール』が終わりました。
この「エール」はとても良かったです。
私は古関裕而さんという方を知りませんでした。
とてつもなく偉大な作曲家でいらしたことがドラマを通して分かりました。
かつて、「国民栄誉賞に推挙したい」という話しがあったそうです。
お亡くなりになった後の話しです。
ご長男が「元気に活動している時ならともかく亡くなったあとに授与することに意味があるのか」と疑問を持ち、辞退したとのことです。
たしかに、お亡くなりになってから「推挙したい」と言われても困りますね。
辞退をしていなかったなら、もっと世の中の人が古関さんのお名前を知っていたかもしれないですね。
古関さんに関する書籍を一冊読みましたが、温厚で本当に良い方だったそうです。
ドラマでは窪田正孝さんが演じましたが、温厚な性格を見事に醸し出していました。
このドラマで一番印象的だったのは、インパール作戦の最中にビルマへ音楽慰問に行ったとき…。
生々しく、かつ詳しく演出されており、戦争の凄まじさを目にし、ショックを受けました。
いまの平和な毎日に感謝しました(と言っても、コロナ禍や近隣の国の軍事力の問題はありますが)。
昨日のラストは、最終回には珍しく、コンサート形式でした。
知っている曲もあれば、知らない曲も…。
「長崎の鐘」などの戦後の曲は、聞いたことがなかったです。
戦時歌謡である「若鷲の歌」も分からないです。
「露営の歌」は知っています。
世代的にも一番いいのは、「栄冠は君に輝く」です。
今年は聞けなかったですが、来年の夏には聞きたいですね。
動画をお借りしました。
新型コロナウイルス感染症のため、途中で撮影中止となったり、働き方改革のため週6日放送から週5日放送への初めてのトライなど、いろいろなご苦労があったのだと思いますが、大変楽しめた作品です。
ありがとうございました。