日経新聞にJリーグに関する記事が載っていました。
8月4日の日経朝刊からご紹介します。
 

 

Jリーグ再開1カ月 交代枠増で総力戦の様相
降格凍結 攻めに傾く 川崎、特例生かし首位走る

 

 

ここから
 

Jリーグが新型コロナウイルスによる中断から再開し、ほぼ1カ月を終えた。途中出場の選手が得点を挙げて試合を動かす展開が目立ち、過密日程となる今季の特例として交代枠が5人に増えた影響が垣間見える。総戦力の多寡によって明暗が分かれていきそうな兆しもある。
 

昨季のJ1全306試合で交代で出た選手によるゴールは100点だった。それが今季再開後は62試合で40点。このままだと年間約200点に達しそうな倍増ペースだ。今季は降格がないことで互いが攻め合う傾向が強いことも、得点を誘発しているといえそうだ。
 

交代枠拡大のメリットを享受しているのが7連勝で首位の川崎だろう。「選手層はうちが一番厚い」。鬼木監督にことさら言われるまでもなく、対戦相手がその猛威を身をもって体感している。
 

フレッシュな選手を送り出せることで終盤も強度や運動量を担保できる。効き目を増した交代というブースターによって、やりたいサッカーを表現する時間を延ばしうる。フォーマットたる土台が確立しているチームほど、交代枠の恩恵も受けられるのではないか。
 

この傾向だと戦力に富むほど優位になりそうだが、ヒトにカネを投じたチームが相応の戦績をあげているかといえば、明確な相関はまだ認められない。ただし、資金と戦力に限りあるチームが逆風にさらされているのは見て取れる。上位勢に奮闘しても、最後は相手の質量ともに潤沢な交代戦力に押し切られる試合が少なくない。「持たざる」チームには難儀なシーズンかもしれない。

 

ここまで

 


記事に「途中出場の選手による得点」という面白いデータが載せられています。
昨年は306試合で100ゴールだったところ、今季再開後は62試合で40ゴール。
今季は昨年の2倍のペースです。
 

 

記事にあるように、交代枠が増えたということと、降格がないということは大きな要因でしょうね。
それともう一つ…過密日程で、後半には先発起用された選手のコンディションが落ちやすいということもあるのではないでしょうか?

それによって、守り切れない…。
 

 

川崎フロンターレが交代枠拡大のメリットをもっとも享受しているとのことです。
他のクラブのことまで把握していないですが、今年の川崎は後半に勝負を決めることが多いです。
焦れずにいつかは仕留めることができるという自信があるからこそなのでしょうけど…。

 

この選手層の厚さによる効果は、ケガ人が多く出ない限り、今後はもっと大きくなると思っています。
かつての川崎フロンターレは、夏場は野戦病院状態になることが多かったですが、近年は解消されているように思います。
 

 

今年は特別なレギュレーションの年。
そのような年にリーグ戦タイトルをきっちりと獲れる強さが川崎にはあることを証明してほしいものです。
 

 

余談と言えば余談なのですが…
途中交代の選手による効果が大きいのであれば、先発はダミアン選手、後半から小林悠選手が良いのではないかと思うんですけど…。
長谷川選手のケガのため、その布陣が組めないのであれば致し方がないのですけど…。