今季のJ1リーグは、昨日、第22節を終えました。

 

川崎フロンターレは、ここ3試合を1分2敗と失速気味です。

その3試合は、得点が2、失点が6ですから、川崎らしくないと言いますか、とにかく内容が良くないですよね。

 

 

 

第22節を終えて(一番右の数字は、勝点です)…


1位 FC東京  48
2位 鹿島   41
3位 川崎   39

 

勝点差「9」…

首位・FC東京の背中は霞んできた?
それとも、見えなくなった?

どうなんでしょうね…。

 

 

 

ここ何年かにおける第22節終了時点での順位と勝点を並べてみました。

 

 

 

2018年(優勝・川崎)
1位 広島    49
2位 川崎    40
3位 FC東京 40

昨年は、(失礼ながら)広島の大失速に助けられました。
FC東京もこの時点で3位につけていたんですね。
FC東京も失速したわけですね。

 

 

 

2017年(優勝・川崎)
1位 鹿島   46
2位 セ大阪 44
3位 横浜マ 43
4位 川崎   42

最終戦までもつれて逆転初優勝しましたが、この時点での勝点差は「4」。
鹿島は最後の最後に失速しましたが、第22節以降最終節まで混戦でした。

 

 

 

2016年と2015年は、2ステージ制のため調べていません。

 

 

 

2014年(優勝・ガ大阪)
1位 浦和   44
2位 鳥栖   41
3位 鹿島   40
4位 川崎   40
5位 神戸   35
6位 柏     35
7位 ガ大阪 34

7位のG大阪が大逆転優勝しました。
この時点での勝点差は「10」…よく逆転できたものだと思います。

 

 

 

2013年(優勝・広島)
1位 広島    44
2位 横浜マ 44
3位 浦和    43

この年は、マリノスが優勝すると思ったところ、最後の2試合で大失速。
広島が優勝をかっさらいました。

 

 

 

2012年(優勝・広島)
1位 広島 43
2位 仙台 39
3位 浦和 38

あまり記憶にないシーズンです…。

 

 

 

第22節終了時点での勝点自体を見てみます。

今年のFC東京の「48」という数字は、昨年の広島の「49」と並んで、とても高い数字です。
堅実に勝点を積み重ねてきた証左でしょう。

この堅実さが最終節まで続くと考えるのが普通かもしれません。

 

ちなみに、川崎は、2017年は「42」、2018年は「40」、2019年は「39」と徐々に勝点数を下げています。
特に、今年は勝ち切れない試合が多かったですからね。

 

 

 

次に、勝点差と優勝クラブを見ますと、2018年は勝点差「9」からの逆転、2014年のガンバ大阪に至っては勝点差「10」からの逆転でした。

今年は、首位・FC東京と3位・川崎の勝点差は「9」です。

過去のデータからすると、逆転優勝が絶対無理という訳ではないと思います。

 

 

 

この勝点差「9」を逆転するためには、私は2つの条件が必要だと考えます。

一つは、第23節以降最終節まで、川崎が劇的に勝ち進むことです。
そして、もう一つは、首位・FC東京が大失速することです。

 

 

正直申しまして、川崎が劇的に勝ち進むイメージが描けないんですよね。
ここ3試合を見ると、まったく波に乗っておらず、今後の展望は明るいものではないです。

 

ただ、FC東京は、ラグビーワールドカップの影響でアウェイでのゲームが続くそうです。

8試合も連続で…。

日程的には過密なものではなく、わりと余裕があります。
大失速を願うのは心苦しいですが、「小失速」ぐらいなら期待できるかも?

 

 

 

第22節終了時点で勝点差「9」からの逆転優勝は、過去にはそういう事例があることは確認できました。

ただ、簡単なものではなく、川崎は本当に踏ん張りどころです。


次のアウェイ仙台戦でミラクルな勝利があれば、そこから波に乗っていけると思いますが、果たして期待して良いのでしょうか?

勝点差「9」からの逆転優勝を2年も連続して成し遂げられるとは、なかなか考えにくいのも正直なところです。


残り12試合、もちろん期待していますし、選手・監督を信じています!

 

 

 

最後に…

2018年、2017年、2014年は第22節で首位のクラブは優勝できていません。
そのジンクスが続けば、川崎にもまだ運があるかも…。