プロ野球の中日ドラゴンズと与田監督がすっかり全国区になりました。
7月10日の日経夕刊からご紹介します。

 

 

「おまえ」で呼ぶのは失礼? 中日の応援歌自粛に賛否 職場や学校、使い方模索

 

 

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プロ野球中日ドラゴンズの公式応援団が選手を「おまえ」と呼ぶ応援歌の使用を自粛した。球団側から「名前で呼んでほしい」と求められたためという。職場や教育現場でも、最近は後輩や生徒を「君」「さん」付けで呼ぶことが多い。「おまえ呼ばわり」は失礼にあたるのか。

 

問題になっているのは2014年からドラゴンズ応援団がチャンスの場面で使ってきた応援歌「サウスポー」。1970年代に活躍したアイドル、ピンク・レディーの代表曲の替え歌だ。

 

歌詞の「おまえが打たなきゃ誰が打つ」とのフレーズに、球団が「選手に失礼。子供が使うのも教育上、良くない」と自粛を求めた。与田剛監督は「名前で呼んでほしいという趣旨」と説明し、球団広報は「応援団と協議し、歌詞について検討している段階」とコメント。応援団は今月1日、自粛を発表した。

 

ここまで

 

 

テレビのワイドショーで取り上げられるぐらいの議論となっています。

 

最初、この報道を聞いたとき、「監督は、応援歌をよく聞いているんだなぁ」と思いました。
「試合に集中していないの?」とも思いましたが(笑)。

 

 


かつて、川崎フロンターレで、このようなことがあったことを思い出しました。


2003年の天皇杯国見戦の後…

当時の監督で退任が決まっていた石崎さんは、この試合が最後の等々力での試合でして、Gゾーンへ挨拶に来られました。
そのとき、岡山選手を介して「Basket Case(得点したときのチャント)の歌詞を教えて欲しい」と言って、みんなで一緒に歌いました。

 

メロディーは知っていても、監督は細かな歌詞まで知らないのが普通なのかなぁと思います。

 


 

それと、「おまえ」っていうのは、中日の応援歌の歌詞では、ファミリーを後押しする意味合いだと思います。

身内に対する激励で、何の問題もないのでは?

 

もしも…

たとえば、フロンターレの「Basket Case」の歌詞にクラブから意見されたら…。
「『俺たちの思い♪』の『俺たち』は、教育上よくない」とか…。
そのようなことはあり得ないでしょうが、そんな意見をされたらサポーターは萎えるでしょうね。

 


 

中日の応援団にとっては一番盛り上がる応援歌でしょうから、お気の毒な感じがします。

間に球団が入っているようですけど、何とかならないのでしょうか。