今年の「残留争い」。
例年になく、大混戦です。
第27節終了時点の暫定順位で、二桁順位のクラブを見てみます(数字は勝点数)。
最下位の長崎から10位清水までの勝点差が「7」です。
10位 清水 34
11位 磐田 33
12位 横浜FM 32
13位 名古屋 31
14位 湘南 31
15位 鳥栖 30
16位 柏 30
17位 G大阪 30
18位 長崎 27
例年で言いますと、残り7試合ぐらいとなれば、どのチームが降格するのか、だいたい予想がつくものですけど…。
こんなものを調べてみました。
過去10年において(2008年から2017年)…
第27節終了時点で16位・17位・18位だったチームのうち、降格することなく残留できたケースはどれくらいあったでしょうか?
(注)2015年と2016年は年間順位です。
答えは3つです。
まず、2014年。
第27節終了時点での16位・清水が、最終節終了時点で15位となり残留。
第27節終了時点での15位・大宮が、最終節終了時点で16位となり降格。
第27節終了時点で、両チームの勝点差は「0」。
次に、2012年。
第27節終了時点での17位・新潟が、最終節終了時点で15位となり残留。
第27節終了時点での14位・神戸が、最終節終了時点で16位となり降格。
第27節終了時点で、神戸は勝点33。16位のG大阪と勝点差「4」でした。
最後に、2008年。
第27節終了時点での16位・千葉が、最終節終了時点で15位となり残留。
第27節終了時点での15位・東京Vが、最終節終了時点で17位となり降格。
第27節終了時点で、東京Vは勝点31。16位の千葉と勝点差「1」でした。
2014年と2008年の例を見ると、第27節終了時点での勝点差「1」が最終節時点で順位がひっくり返る…。
なかなか、最後の7試合で順位が入れ替わることは難しいのかもしれないです。
逆に言いますと、第27節あたりでは、15位と16位のチームの勝点差に相当の差がついていたのでしょう。
2012年の神戸は順位上で大逆転での降格でしたね。
降格圏内のチームとの勝点差は第27節終了時点で「4」でした。
このかち勝点差「4」という数字だけを見て(かなり近視眼的ですが…)、今年の現在の順位に当てはめてみますと、10位清水も残留争いに巻き込まれていると言っても良いかもしれません。
優勝争いも熾烈ですが、残留争いはそれ以上に熾烈です。
最後の最後まで目を離せそうにありません。
この残留争いがあることも、Jリーグの一つの魅力だと思います。