サッカー日本代表の監督が交代しました。
ベルギー遠征の際の選手コメントを見ていると、ハリルホジッチ監督と選手の間に距離感があるように思えてなりませんでした。
監督交代は、やむを得ないのでしょうね。
私は、今回の交代を「支持する派」です。
ハリルホジッチさんは強すぎるのだと思います。
日本代表の選手は、その強すぎるハリルホジッチさんとうまくコミュニケーションを取ることができず、それが低迷につながっているのではないでしょうか?
私は、パリで生活している人は性格が強いイメージを持っています。
出張で、ロンドン・パリ・ミュンヘンを回ったことがあります。
そのときのパリの訪問先の人がとてつもなく強い人でした。
昼からフルコースでもてなしてくれたのですが、その約2時間…
自己主張の塊と言いますか、しゃべり口調が極めて強く、彼の独壇場でした。
同行してくれたロンドンっ子たちはランチが終わった後、「crazy」だとか、「like a machine-gun」と言っていました。
私も「I think so.」と…。
日本人とは相容れないなぁと感じました。
ハリルホジッチさんを見ていると、そのパリの訪問先の人を思い出すんですよ。
パリで生活している人すべてが強いわけではないのでしょうけれども…。
日本代表の選手は、言いたいことがあっても相当我慢してやってきたのではないかと思います。
もっと言えば、言ってもどうせ受け入れてもらえない…とか。
萎縮さえもしていたのではないでしょうか?
トルシエさんもそんな感じだったと本で読んだ記憶があります…急に激昂したりと…。
結果は出せなかったですけど、ザッケローニさんのような比較的温厚な方が日本人には馴染むような気がします。
逆に、ハリルホジッチさんのようなタイプと相性の良い国もあることと思います。
さて、後任の西野さん。
ガンバ大阪を常勝軍団にした方ですから、実績は申し分ないでしょう。
不安材料は、現場から離れているところですかね…。
2015年の名古屋での監督が最後です(←あまり印象にないのですが…)。
野球の日本代表で現場から離れた方が監督に就任し、はてなマークの付くような采配で勝利を逃したことがあったと聞きます。
素人ながら、その点が心配です。
それと、いまさら言っても仕方がないですが、時期の問題。
個人的には、アジア最終予選が終わった時で良かったのではないかと思います。
ハリルホジッチさんには、ロシア行きの切符を取ることができたことについて、感謝しなければなりませんね。
グループステージで敗退すれば「あのとき監督を交代させなければ…」とか、「ハリルホジッチさんのままであれば…」と言われかねません。
ここから巻き返してほしいものです。