11月20日(日)、日商簿記の検定試験(第144回)がありまして、昨日、合格発表がありました。
実は、2級にチャレンジしてみたんです。
ありがたいことに、簿記2級に合格することができました。
恥ずかしいのですが、ギリギリで…。
100点満点で70点以上が合格です(試験時間は2時間)。
正直に言いますが、私は「74点」という結果でした。全然、誇れませんね。危なかった~。
第1問が仕訳問題(5問×4点)なのですが、試験後のネットでの解答速報で3問間違えていることが分かった私(そのときは茫然自失…)は、いわば88点満点で70点を取らなければならなかったわけで、半ばあきらめムードでした。
希望は捨てていませんでしたが…。
今回の試験の簿記2級の合格率は、川崎商工会議所管轄では13.4%だそうです。
今回の簿記2級は、資格試験予備校のTACのWEB講座に申し込みました(申込み上は、来年の2月受験目標での登録)。
独学ではなくWEB講座に申し込んだのは、「楽」をしたかったから…これ以外にあり得ません。
過去に取得した資格は、インターネットのない時代でしたから、やむなく独学でしたが、やはり最先端の技術は使わねば…。
9月9日から勉強を始めたのですが、はっきり言いますけど…簿記2級のことをなめていました(ゴメンナサイ)。
2ヵ月やれば、楽に合格できるだろうと…。
ところが、知らなかったのですが、ここ1年ぐらいでグッと問題が難しくなっています。
実際、簿記2級は今年から試験範囲が変わっています(商業簿記のみ)。
今年から3年かけて、簿記2級の試験範囲を広くしていくそうです。逆に狭くなる部分もあるらしいですが…。
過去問をやっても、2~3年前の問題は軽~く解けます(その頃、合格された方、ゴメンナサイ)。最近の問題と比較して、本当に簡単なんですよ、その頃の問題は…。
今年の6月(第143回)から、商業簿記(特に、第2問目)が難しくなりました。
そして、昨年11月の試験から合格率がグンと落ちています。
そんな中で、受験した11月20日の試験。
年甲斐もなく緊張して、最初の10分は舞い上がりました。
私は、第1問(仕訳)→第4問・第5問(工業簿記)→第2問(商業簿記の論点)→第3問(決算書等)の順で解くという戦略でした。
何度も深呼吸をして…
第1問→第4問→第5問と順調に進めることができました(ただし、第1問が2つしか正解できていないということは、この時点では全く分かっていません)。
次に取り組む第2問…
さっぱり分かりませんでした。
「なんじゃ?こりゃ…」
涙が出そうになりましたよ…。
訳が分からなくなった私は、そこであるジャッジをしました。
第2問と第3問を解く順番を変え、先に第3問を解くことにしました。
理由は、第3問が精算表の問題だったから…。精算表の作成は、わりと簡単だと思っていました。
あれが、私の苦手なB/S作成の問題だったら、どうしていただろう?
その第3問の精算表問題を何とかクリアし、第1問→第4問→第5問→第3問を解き終えた時点で、残り1時間。
第2問がいくら難しいと言っても、1時間あれば第2問の20点のうち、何点かを「拾う」ことができるだろうと気持ちを切り替えて臨みました。
いま考えますと、そのジャッジが奏功したと思います。
第2問に時間をかけすぎて、第3問で時間が足りない…ってことになると、合格していなかったと思います。
私にとっては高い壁だった第2問に立ち向かう際…
早朝一人で起きて学習をしてきた自分の2ヵ月間を振り返り、「これまでの努力を無にするな!1点でも多くもぎ取るんだ!」と奮い立たせて、その第2問に挑みました。
この第2問目はほとんどの人が、かなり苦労されたのではないでしょうか?
私は社会保険労務士ですが、「お金」のことも少し分かっておけばいろいろと役に立つかなぁと思ったのが、今回の簿記2級へチャレンジしたきっかけです。
出題範囲に財務会計だけではなく、もっと管理会計の範囲があればいいなぁと思ったのが正直なところです。
それにしても、2級でこんなに苦労した私…。
1級に合格する人って、どれだけ頑張っていらっしゃるのかと頭が下がる思いです。
会場は、武蔵新城駅が最寄りの橘中学でした。
中学生の方がお手伝いされていて、ある女子生徒さんは私たち受験生に「こんにちは!」と一人ひとりに声をかけてくれました。
もちろん、私も「こんにちは!」と応答…。
あの女子生徒さんのおかげで、試験前の緊張していた気持ちがかなり和みました!
こういう資格試験は、自分で「〇〇試験を受けます!」と宣言して、しかも見事に合格する人がいますが、私は落ちたら格好悪いなぁと思ってしまい、合格したことの事後報告となりました。
「不言実行」ではなく、「有言実行」でなければなりませんね。
もし不合格だったら、もう一回だけ2月の試験を受けてみようと思っていました。
もともとTACのコースでは、2月受験コースを申し込んでいるわけですし…。
ですが、その必要がなくなりホッとしています。
2月受験コースを申し込んでいる私は、年明けにTACのWEBコースの2月試験に向けたさまざまなカリキュラムを受けなければならないのかなぁ…。
ブラッシュアップのために、これはこれできっちりとやっておこうと思っています。
ただし、いま現在…必死で覚えたことのほとんどが記憶の彼方に飛んで行ってしまっています(涙)。