労災事故に関する記事を、8月5日の日経夕刊から抜粋します。


労災事故死、19%増の437人 上期 人手不足、経験乏しく 

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今年1~6月に労災事故で死亡した人が前年同期比71人(19.4%)増の437人(速報値)だったことが5日、厚生労働省の調査で分かった。
建設業や製造業での転落事故や機械に挟まれる事故が目立ち、同省は「景気回復による人手不足で、経験が足りない労働者が増えたことが影響した」と分析。
業界団体に対し、事故防止に向けた取り組みを強化するよう求める。


死因となった主な事故を見ると、建設業では屋根やはしごからの転落、第3次産業は交通事故、製造業では機械への挟まれ・巻き込まれ、運送業では交通事故や荷積み・荷下ろし時の転落が目立った。
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厚生労働省の分析によると、労災事故死が増えた背景には「景気回復や消費増税前の駆け込み需要で各業種とも人手不足になり、経験が足りない労働者が増えたことが要因にある」とのことです。
こうした業界で働く人たちの高齢化も一因だそうです。


景気が回復して、失業者が減り、多くの人が働くことができる世の中になりました。
そして、高年齢者の方がまだまだ活躍できる世の中になりつつあります。

その一方で、労災事故死が増えている実態。
職場の注意喚起等で、何とか労災事故を減らさなければなりません。