すべての外食産業がこのような実態ではないのでしょう。
しかし、少し実態を垣間見ることができそうな記事を8月1日の日経朝刊から抜粋します。


「深夜の1人勤務解消を」 すき家に第三者委提言 社員の残業平均109時間、指摘


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ゼンショーホールディングス(HD)が運営する牛丼店「すき家」の労働環境改善策を提言する第三者委員会は31日、過重労働の実態と改善のための提言をまとめた報告書を同社に提出した。
深夜の1人勤務の早期の解消や経営陣の意識改革を強く求めている。


全国に約2000店あるすき家は、アルバイトが採用できず人手不足が深刻化。
3月中旬には138店が一時休業に追い込まれた。
残る社員やアルバイトの負担が急増し、ネットなどで過酷な労働実態が話題になった。


第三者委は人手不足が特に深刻だった3月の一般社員の残業時間が、平均109時間に達するなど「法律で定めた労働時間を大幅に超える過重労働が常態化していた」と指摘。
月500時間以上も働いたり、2週間帰宅できなかったりした従業員もいたとして「社員の生命、身体、精神の健康に深刻な影響を及ぼしていた」と批判した。
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第三者委員会に委ねなくてもタイムカードをチェックすれば労働時間は分かります。
人事の担当者であれば、勤怠をチェックすることも仕事のうちの一つです。
この会社の人事の人は長時間労働が常態化していることを分かっていると思うのですが、それを是正しづらい風土があるのではないでしょうか?


月間平均109時間の残業。
月500時間以上の労働(おそらく時間外勤務と休日出勤で300時間超)。
2週間帰宅できない。
深夜の一人勤務。


こんな具体的な生々しい話がネット上で飛び交っているのであれば、人集めに苦労するのが分かるような気がします。