働く地域や仕事の中身などを限定した期間の定めのない社員のことを「限定正社員」と呼びます。そんな限定正社員に関する記事を7月12日の日経朝刊から抜粋します。


限定正社員、契約条件明確に 厚労省報告書 育児・介護と両立想定

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働く場所や仕事をあらかじめ絞る限定正社員を増やすための政策が11日、まとまった。厚生労働省の懇談会がまとめた報告書は、どの条件を限定するか労働契約ではっきり示すほか、普通の正社員と行き来できる仕組みをつくることを企業に求めた。
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この限定正社員っていうのは法律でどうのこうのという問題ではなく…つまり、何かの法改正を待って対応するというものではなく、いまでも会社は対応しようと思えばできるものです。
以前もご紹介しましたが、スタバやユニクロなどはすでに導入の方向へ…。


この「限定正社員」制度での一番のポイントは、正社員と限定正社員を相互に行き来できる仕組みづくりでしょう。
双方向への移動ができることによって、はじめて使い勝手がよくなるのだと思います。

育児や介護など、ライフステージに応じて様々な家族の問題が出てきます。そのときは限定正社員へ…。
そして、一段落すれば、正社員へ…。


このように、ライフステージに応じて「働き方」の選択ができる仕組みづくりが会社に求められる世の中になっているのだろうと思います。