新卒採用の内定辞退に関する記事を、7月8日の日経朝刊から抜粋します。
内定学生引き留め躍起
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来春入社予定の新卒採用がピークを過ぎるなか、企業が学生の内定辞退防止に追われている。景気回復で今年は学生の半数が2社以上から内定を得ており、他社に目移りする学生が後を絶たない。辞退者を何とか食い止めようと、企業向けの対策セミナーも活況だ。10月の内定式まで新卒争奪戦が過熱しそうだ。
「また辞退者が出たか」。関東が地盤のある百貨店大手では内定者の4割がすでに辞退した。今は会社の理解を深める合宿などでつなぎ留めに必死だ。ある通信大手の担当者も「最近は名の通った大手企業への流出が目立つ」とこぼす。
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時代は変わりました。
学生がなかなか内定をもらえない世の中だったのが、いまや学生が会社を選べる時代。
生まれてきた年によって、こんなに就職活動の活況が変わるとは…。
この内定辞退…企業側からすると、本当に困ります。
私が企業で人事をやっていた頃は、内定者の人数枠をきっちり決めて、しかも少ない採用枠の設定で採用活動していました。
1名内定辞退が出たら、その1名の採用のためにすべてやり直しですよ。
特に引き留め策をしていなかったので、仕方がなかったのかもしれませんが…。
内定辞退者が出たときのあの脱力感は忘れられません。
学生さんからすると一生の問題でしょうから、納得いくまで活動するべきだと頭では分かっているのですけどね。