外食産業において、夜間営業が減っているそうです。そんな記事を、5月3日の日経朝刊から抜粋します。


外食、縮む夜間営業 マクドナルド 24時間店を2割減 すかいらーく 閉店時間繰り上げ 

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日本マクドナルドは年内に、約1800店ある24時間営業の店舗を2割弱減らす。朝型の生活スタイルが広がり来店客が減っているため、24時間店の縮小で収益改善につなげる。すかいらーくはファミリーレストランの深夜営業店の3割弱で閉店を平均2時間繰り上げた。人件費などコスト上昇による収益悪化もあり、深夜営業を見直す動きが外食産業で広がってきた。
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労働基準法では、深夜割増賃金として午後10時から午前5時までの労働について、25%の割増賃金を支払うことを義務付けています。
見落としがちですが、この深夜割増賃金は管理監督者や裁量労働制の人に対する支払いも求められています。
管理監督者や裁量労働制の人は、時間外割増賃金(残業手当)は支払われないものの、深夜割増賃金は支払われます。


平たく言いますと、会社は深夜に働かせると人件費が25%アップします。つまり、時給1,000円の人に対して、深夜は1,250円支払わなければなりません。
タクシーやバスに深夜に乗ると深夜割増運賃を取られますが、マクドナルドで深夜にハンバーガーを食べても100円が125円になるわけではありません。
ただでさえ、そもそもの時給単価(上の例で言うと、時給の1,000円)がアップしている昨今、深夜営業を見直す企業の実情も分かるような気がします。


コンビニやら外食産業は当然のごとく24時間営業となっています。
個人的な意見なのですが…渋谷や新宿といった繁華街であればニーズがあるから仕方がないのかもしれませんが、あまり深夜に営業する必要はないのかなぁと思いますがいかがでしょうか?