午後8時以降の残業を禁止する新たな勤務制度を導入する会社の記事を3月20日の日経朝刊から抜粋します。
リコー、午後8時以降の残業「禁止」 4月から新制度
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リコーは4月、午後8時から翌日の午前8時までの勤務を「原則として禁止」とする新たな勤務制度を導入する。残業の削減に動く企業は多いが、禁止とするのは珍しい。社員の健康管理と効率の良い働き方を両立すると同時に、残業代の削減につなげる狙い。
本体約10,000人の社員が対象。残業が避けられない場合は事前に届け出る仕組みは維持するが、「原則禁止」とすることで抑止効果を狙う。残業する頻度が高い社員には上司が減らすよう促す。
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以前のエントリーで、午後8時以降の残業を原則禁止し、早朝時間帯の賃金の割増率を高める伊藤忠商事の取り組みをご紹介しました(→ここ)。
伊藤忠商事の場合、仕事の時間帯を夜型から朝型へ移行させ、効率をアップさせるのが狙いのようです。
今日ご紹介したリコーの場合、仕事の時間帯を移行させるのではなく、午後8時以降の勤務を禁止するとのことです。
話変わりますが、「ノー残業デー」制度をやっている会社さんをよくお見受けします。
たとえば、「水曜日は残業せず、定時に帰りましょう」というもの。
「ノー残業デー」の場合、その日にやるべき仕事が別の日に回されて、別の日の残業時間が増えるだけで、総労働時間は変わらないというケースが多いと聞きます。
それでは、あまり意味がないですよね。
リコーの場合はこのようなことのないよう仕事のやり方を見直して、総労働時間を短縮させないといけませんね。
知恵と工夫が必要です。