1月31日の日経朝刊から抜粋します。


年金支給額 0.7%下げ 4月分から 国民年金保険料 210円高く

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厚生労働省は31日、2014年度の公的年金支給額を0.7%引き下げると発表した。国民年金と厚生年金を受給する全ての人が対象で4月分から変更する。

公的年金の支給額は毎年、前年の物価や賃金の変動を反映する。2000~2002年度に、物価が下落しているにもかかわらず特例で年金額を据え置いたことで、もらいすぎの「特例水準」が生じた。政府は段階的に解消することにし、今年4月分から1%減額する予定だった。ただ、物価や賃金が上昇したため、減額幅を0.3%縮める。
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4月分からの年金額が0.7%引き下げられます。

年金水準は計算上2.5%高いままで据え置かれていました。かつて、物価が下がって年金を下げるべきときに下げなかったからです。簡単に言うと、もらい過ぎです。
その2.5%高い水準を、平成25年10月にマイナス1.0%、平成26年4月にマイナス1.0%、平成27年4月にマイナス0.5%とすることで本来の水準とすることが決まっています(すでに、平成25年10月分は実施済み)。

今年の4月はマイナス1.0%とするところでしたが、物価が0.3%上昇したので、結果0.7%のマイナスとなるということです。

個人的には、これまで年金を2.5%払い過ぎた分が、どのぐらい日本の財政赤字に影響を与えたのか知りたいです。


(注)ご理解いただけるように分かりやすく、端折って書いております。