昨日読み終わった本が「審判目線-面白くてクセになるサッカー観戦術-」という本。
2011年、日本サッカー協会の審判委員長によって書かれた本です。

審判目線



2010年の南アフリカW杯とJリーグにおける誤審や適切なジャッジについて、分かりやすく書かれています。
審判が研鑽を重ねて、適切なジャッジができるように日頃から取り組まれている模様が書かれています。特に、日本の審判のジャッジは質が高い模様です。
どこの国とは言いませんが、質の低いジャッジをすることもありますよね…特にアジア(←今季はACLがあるので、それとの戦いもあります)。


私個人として、少し考え直さなければならないと思ったのが、審判も人間なので間違いがあるのだということ。
スタジアムへ足を運んだとき、私は相手チームをブーイングすることはしないのですが、審判のミスジャッジにはブーイングすることがあります。
明らかに相手の選手にボールが当たって外へ出たのに、マイボールにならなかったときとか…。


サッカーが野球と異なるところの一つが、基本的には「施設(フィールド)」の要件が統一されていること。
風向きだの、気温だの湿度だのといった機構の違いや芝の長さ等はサッカーでも異なることはあります。
しかしながら、野球のようにスタンドまでの距離やフェンスの高さががスタジアムによって異なるということはあり得ません。
サッカーでは105メートル×68メートルというフィールドは世界共通です。


だからこそ特に、審判のジャッジによって試合結果が左右されることはご勘弁と私は考えています。
たとえば、川崎フロンターレは昨年のアウェイC大阪戦において、ロスタイムにおそらく誤審と思われるオフサイドで得点ができず、勝点3を取れるかと思ったところ勝点1となってしまいました…。
ついつい、ジャッジの正確性は100%であることを願ってしまいます。


この本では、「サッカーは人がプレーし、人が審判する」ということで、「審判だってミスをするもの」との前提に立っています。もちろん、審判は限りなく100%のジャッジができるよう努力しています。
審判のご苦労を考えると、ミスも仕方がないのかなぁと思いつつも…フロンターレにとって不利益になるジャッジはやっぱり受け入れがたいなぁとも思ってしまいます。
開幕まで一ヶ月ちょっとですが、審判にもミスはあり得る…ということを前提に今シーズンは観戦してみようかなと思っています。