昨日(1月9日)の日経朝刊から抜粋します。
公的年金、運用益最高に 昨年18兆円に倍増 株高が追い風
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2013年の公的年金の運用益は過去最高の約18兆円となり、2012年(約9兆円)から倍増した見込みだ。年金を所管する厚生労働省などによると、株高と円安を追い風に保有する資産の評価額が膨らんだ。公的年金は高齢化による給付増で積立金を2009年度から毎年3兆~6兆円を取り崩してきた。4年分の取り崩し額にほぼ見合う運用益を1年で稼いだようだ。
運用益が増えて積立金が充実しても、給付額や保険料にすぐ影響するわけではない。一方で年金の財政基盤が厚くなり、将来の受取額が安定する効果は期待できる。
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国民年金と厚生年金の積立金は、約120兆円だそうです。
運用により、18兆円も増えたわけですから、これは喜ばなくては…。
厚生年金保険料率は、毎年0.354%ずつ引き上げられており、いま(平成25年9月1日~平成26年8月31日)は、17.12%です。
最終的には、平成29年9月1日以降、18.3%で固定されることとなっています。
ですから、運用益が出たからと言って、保険料が安くなるわけではありません。
厚生年金保険料は、会社と働く人が折半します。
これ以上の保険料の引き上げは、会社としても、働く人にとってももうご勘弁…。
そんな中で運用益が出たということは、やはり喜ばしいことですよね。