おはようございます。
今日も宜しくお願い致します。
昨夜のダンダリンは「内定切り」がテーマでした。
大学4年生ですでに内定をもらった方からすると、恐るべき内容でしたね。
10月1日のエントリーにも書きましたが、内定をもらうということは、「始期付解約権留保付労働契約」という労働契約が締結されたこととなります。
この「始期付解約権留保付労働契約」を解消することが、「内定切り」です。
簡単に考えている方が多いかもしれませんが、この「内定切り」も一種の「解雇」です。
昨日のダンダリンでは、ベトナムの工場が洪水で被害を受け、業績が悪化したため(悪化しそうなため?)、内定切りしたという内容でした(実際は、内定切りというより、学生から内定辞退を言いださせようとした)。
会社の業績悪化により内定を断る場合、整理解雇に準じて考えられます。
業績に落ち込みの度合いに応じて、「各種経費のカット」、「時間外労働の中止」、「昇給の停止」、「賞与支給の停止」、「配置転換」、「労働時間の短縮」、「有期契約社員の労働契約解消」、「希望退職の募集」などを実施することが求められます。
昨日のケースでは、業績悪化の状況が分かりませんが、大きな規模の会社のように見えましたから、それ相応に内定切りを回避する措置が求められることと思います。
それ相応の理由で、そりゃ内定をお断りしなければダメだよね…と他人さんが見ても仕方がない程度でなければ解雇はできないと考えておいてください。
10月に入り、約1ヵ月。内定を出した会社さんも多いと思います。
経営者様におかれましては、将来ある内定者に対して、内定切りすることのないようお願いします。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。