おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
昨日(8月6日)の日経夕刊から抜粋します。
最低賃金14円上げ デフレ脱却へ所得増
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厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会は、2013年度の最低賃金の引き上げ目安を全国平均で14円とすることを決めた。目安の段階で引き上げ額が2桁となるのは2010年度以来3年ぶり。早期のデフレ脱却には所得の底上げが欠かせないとの政府の意向を受け、大幅上げに踏み切った。
目安を基に計算すると、全国平均の最低賃金で時給763円となる。目安を基に今後、各都道府県の地方審議会が地域別の実額を決める。改定後の最低賃金は10月ごろから適用される。
小委員会は全国を経済状況などに応じてA~Dに分け、引き上げ額の目安を示した。引き上げ余力が大きいとされる東京、大阪などA地域は19円、埼玉や京都などB地域は12円、新潟や高知などのC・D地域では10円とした。
中央審議会が示した目安に地方審議会がさらに上乗せする傾向があり、2013年度の最低賃金の実額はさらに上がる可能性もある。
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毎年10月、最低賃金が改定されます。
最低賃金の意味がお分かりにならなかったら、昨年のエントリー(←ここ)をご覧ください…読み返すと恥ずかしくなりますわ。
神奈川県の場合、いま849円です。神奈川はA地域ですから、プラス19円で少なくとも868円になりそうです。
東京都の場合、いま850円です。同様にA地域ですから、最低869円になるのでしょうね。
この最低賃金は、ご自身のお住まいの場所ではなくて、働いている場所で見てくださいね。
たとえば、川崎市にお住まいがあって、六本木ヒルズで働いている方の場合、東京都の最低賃金を見てください。
逆に、東京都大田区にお住まいがあって、ラゾーナ川崎で働いている方は、神奈川県の最低賃金を見てください。
2桁での引上げとなると、パートさんを最低賃金スレスレで雇っている中小企業の社長さんには厳しいかもしれませんね。
安倍政権の所得向上への力の入り具合が分かりますが、今朝の朝刊にはこのような意見も…。
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ある中小企業経営者は最低賃金の議論は「決着前に首相が表立って『10円は可能だ』と発言し、9円以下はあり得ない雰囲気を作るなど異常だった」と振り返る。これまで一方的に経済界に賃上げを求めてきただけに規制緩和などでは政府や労働側が回答を求められる場面も出てきそうだ。
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各都道府県の最低賃金が決まりましたら、またこのブログでお知らせさせていただきます。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。