おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
6月28日の日経夕刊の記事を抜粋します。記事の内容というよりも、用語の説明です。


有効求人倍率0.9倍台 失業率横ばい

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厚生労働省が28日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は0.90倍で、前月比0.01ポイント上昇した。3カ月連続で改善し、リーマン・ショック前の2008年6月以来4年11カ月ぶりに0.9倍台を回復した。総務省が発表した5月の完全失業率(同)は4.1%で3カ月連続同じだったが、就業者は前月から2万人増えた。雇用環境は緩やかな持ち直しの動きが続いている。
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上記の新聞の抜粋のように、「有効求人倍率」という用語をよく耳にしたり、目にしたりしませんか?
私なりに説明をさせていただきます。


「有効求人倍率」とは、ざっくり言いますと…職業安定所(ハローワーク)に登録されている求職者に対する求人数の割合のこと。

つまり、90件の求人数があって、100人の職を求める人がいると、90÷100=0.90倍となります。
逆に、100件の求人数に対して、90人の職を求める人がいると、100÷90=1.11倍となります。
倍率が高いほど(数字が大きいほど)、企業の採用意欲が高いということです。


ご参考までに、5月の神奈川の有効求人倍率は0.65、川崎南部の川崎区・幸区の合計では0.72、川崎市のその他の区(中原区・高津区・宮前区・多摩区・麻生区)の合計では0.39です。全国の有効求人倍率からすると低い数字です。
大都会・東京の横に位置する川崎ゆえの数字かと思います。特に、川崎の北部の区は、企業数そのものが少ないものの、職を求める人が多いのではないかと考えられます。その職を求める人は、東京の企業が吸収してくれる構図となっているのではないでしょうか。


最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


(注)ご理解いただけるように分かりやすく、かつ端折って書きました。さまざまな例外等がありますので、その点はご理解くださいませ。