おはようございます。

昨日の東京地方は、朝方は雨で午後は曇り。蒸し暑くて、梅雨が来たのかと思いました。

今朝は陽射しは眩しいですが、カラッとしている感じがします。

今日もよろしくお願い致します。

 

 

9月は障害者雇用促進月間です。

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、会社は障がい者の方を雇い入れる責務があります。

障がい者の方を雇い入れるための数値目標がありまして、パーセンテージで表される「法定雇用率」と言われます。いまは、総社員数に対して1.8%の割合で障がい者の方を雇い入れてくださいということになっています。つまり、社員が56人いる会社では雇用義務が発生します。

来年41日からは、この数値が2.0%へ引き上げられます。つまり、社員が50人いる会社で雇用義務が発生します。100人いる会社では2人の雇用義務、150人だと3人ですね…。

 

 

と…ここまでは、数字のお話。

経営者の方は、CRS(企業の社会的責任)などの観点から、「じゃぁ、うちも雇おう!」と旗を降りますが、なかなかうまくいかないのが実情ではないでしょうか?

私も障がい者の方の採用の経験があります。

主に採用したのは、聴覚障害の方です。聴覚障害の方は、私たちの口の動きで何を話しているかを読み取ってくださいます。訓練を積んでいるのでしょう。

その方が話していることについても、スローペースですがよく分かります。こちらが聞き取れないときは、筆談でした。

 

私は人事部門におりましたから、受け入れ職場の部門長と一緒に面接試験を行ったり、職場見学会を催したりもしました。

一番困ったのは、実際に働く人と当該障がい者の方のコミュニケーションの問題。障がい者の方が孤立するというか疎外感を感じることもありました。仕事があまり忙しくないときはコミュニケーションを取れるのですが、忙しくなるとコミュニケーションの量や質が低下したそうです。

都度、部門長にお願いをするのですが、なかなかうまくいかなくて…。職場に理解を促す努力が足りなかったのかなとも反省しております。

運良く、部門長は理解のある方で、飲み会や親睦会にその方を積極的に誘って、その方と部門の職員の方のコミュニケーションの充実を図ってくれました。結果、比較的長く働いてくださいました。

 

これから障害者雇用に携わられる方は、職場に十分な理解を促すようお勧めします。実際問題、障がい者の方と一緒に働くのは、経営者ではありません。部門長もそうですが、やはり職場で個々に働く方の理解がキーなのでしょうね。

障害者雇用促進月間ということもありますが、多くの障がい者の方が会社生活でご活躍されることを祈念します。

 

 

一週間の終わりが少し見えてきました。今日も頑張って参りましょう!

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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