おはようございます。

空気がカラッとしています。湿度が下がると本当に過ごしやすいですね。

今日もよろしくお願い致します。



たまには、本業のお話しを…。84日の新聞から抜粋します。どうでもいい話ですが、84日に新聞記事を見た際に早くブログでお知らせしようと思っていたのですが、その頃は頭がアウェイ磐田戦でいっぱいでした…。



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同じ職場で5年を超えて働いているパートや契約社員を対象に、本人が希望すれば無期限の雇用への切り替えを企業に義務づける改正労働契約法が3日、成立した。正社員との理不尽な待遇格差の改善に道が開けたが、パートが戦力となっている製造業や小売業などには負担増にもなる。企業側がパートの契約更新に慎重になるおそれもあり、運用には課題も多い。

期間を定めない雇用に転換する場合には、企業は原則、給与や勤務時間などの労働条件を同じにする必要があるが、正社員並みに待遇を大きく改善することは求めていない。

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労働契約法という法律が改正されます。簡単に言えば、契約社員の方を(契約期間の部分で)正社員に転換することが義務付けられるという感じでしょうか。

ここで間違えないでいただきたいのが、パートの方。パートっていうのはあくまでも、一週間の所定労働時間がその会社の正社員より短い人をいうのであって、パートの方でも契約期間を定めていない方はいます。つまり、パート=契約社員(有期雇用)ではないのですね。ですから、パートの方を簡単に雇用の調整弁として契約解除(雇止め)しようとした場合、解雇問題が発生する可能性があります。パートさんが有期雇用なのか、無期雇用なのかのご点検をお勧めします。

契約社員でもパートでも、契約期間をたとえば1年ごとに区切っている方の契約を更新したり、あるいはやむを得ず雇止めをするのは、事務的作業としても大変ですよね…苦労しましたわ(涙)。





この法律改正によって、契約期間が5年を超えると、契約社員の方は希望すれば正社員と同様に60歳まで働けるということですね(高年齢者雇用安定法の改正も行われていますから、65歳まで働けるかもしれません)。ただし、待遇は正社員と同様とするところまでは求めていないということ。何だか、雇用管理が難しくなりますね。

5年で雇止めにしてしまう会社さんが出てきて、結果として長く働くことが出来なくなってしまうのではないかと考えてしまうのは、穿った(うがった)見方でしょうか?

そうならないことを願うばかりですが、ただでさえ65歳までの雇用が義務付けられようとしています。それに加えて、この労働契約法の改正により契約社員は5年経てば正社員化が義務付けられるわけですから、日本の会社の負担はますます重たくなります。海外移転に拍車がかかるような気がしますが、どうでしょうか?




来週はお盆です。一週間夏休みという方も多いのではないでしょうか?もう少しですから頑張りましょう!

お付き合いいただきまして、ありがとうございました。



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