おはようございます。
ちょっと暑くなってきましたね。
今日もよろしくお願い致します。
昨日、絵画を鑑賞して参りました。この絵(鮭)をご存知ですか?
誰しもが美術の授業で習う絵だそうですが、恥ずかしながら、私は全く記憶にございません…。高橋由…とくれば、私にとっては、高橋由伸ですが…。この高橋由一(ゆいち)さんの絵は、有名らしいですね。ご存知の方はいらっしゃいますか?
ちなみに、先日は国立新美術館でスザンヌ…ではなくて、セザンヌの絵を鑑賞して参りました。
話を元に戻しまして、高橋由一さんの絵を観に行ったのは上野の東京藝大です。
上野公園には、とにかくお年を召した方が多かったです。日本は、本当に高齢化社会になったんだなと痛感しました。
そこで、ちょっと調べてみました。
大学時代にゼミで経済政策を勉強していまして、全メンバーで論文を書きました。私の担当は、「高齢化社会への対応」でして、そのときの論文を懐かしく見てみました(ワープロではなく、手書きの論文というところに時代を感じます)。そのときの論文のデータをもとに、少し数字を見てみましょう。
当時のデータ…1986年(昭和61年)に当時の厚生省人口問題研究所から出された日本の将来の人口推計による2011年の値です。簡単に言えば、1986年(昭和61年)の時点で、2011年の人口はこうなるであろうという予測です。そのデータによると、2011年の予測は以下の通りです。
人口総数 約1億3,615万人 65歳以上の高齢者の割合19.96%
これに対して、2012年4月18日に日経新聞に載っていた2011年10月の人口のデータ(総務省発表)…つまり、実際の数字は以下の通りです。
人口総数 約1億2,780万人 65歳以上の高齢者の割合23.3%
まず、「人口総数」を比較してみましょう。
実際:1億2,780万人-予測:1億3,615万人=▲835万人
続いて、「高齢者(65歳以上)の方の人口」を比較してみましょう。
実際:1億2,780万人×23.3%-予測:1億3,615万人×19.96%=260万人
古いデータとの比較でかつ大雑把な計算ですが、人口は思ったより伸びていない(835万人は、ほぼ大阪府の人口と同じぐらい)ですね。一方で、高齢者の人口が思ったより伸びている(260万人は、ほぼ京都府の人口と同じぐらい)ということが分かります。1986年頃から見ると、トータルの人口が伸びない中で、高齢者の方の人口はかなり伸びているんですね。
これから、団塊の世代の方が順次65歳を迎えられます。少子高齢化はもう常識となっていますが、本当に超高齢化社会になってきています。超高齢化社会になると、当然ですが年金や医療費といった社会保障費がこれまで以上に必要になります。毎年毎年、赤字国債を発行して社会保障費を捻出しなければならない国家予算では本当にもたないのでしょうね。
「税と社会保障の一体改革」が遅々として進みませんが、待ったなしかなぁと思います。
だけど、いつも思うのですが、税金(消費税)に関しては税率を上げるときにこんなにもめるのに、厚生年金保険や健康保険の保険料率を上げるときは難なく上がっていくような感じがしなくもありません。給料明細をご覧になってくださいね。健康保険料は、4月のお給料から上がっているでしょ(健保組合では上がっていない場合もあるかも)?
みなさん、ぜひ一度、日本の変わり行く姿について考えてみてはいかがでしょうか?
固い話で、失礼しましたぁ~!
さぁ、今日も頑張っていきましょう!
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。