ジェノサイド | こぶたのしっぽ

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見たこと聞いたこと、感じたこと思ったことを、書いていけたらと思います。

ジェノサイド/高野 和明
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「ジェノサイド」を読みました。

凄まじいほどの面白さでした。

こんなスケールがデカくて、尚且つ圧倒的にリアリティがあって、

更にさらにエンターテイメントを感じられる作品は、個人的には

近年にないどころか、人生の中でもトップクラスの面白さでした。

更に、こんなデカイスケールのテーマの作品を、日本人の作家が

書いた事に誇りすら感じました。

ほんとに読み始めると止まらなくなる、面白すぎるし、

未来の暗示も感じさせられるテーマでもあります。

この作品を読むと、人間は特に知的な生物ではなく、

本質的には”知的”ではなく、どちらかというと獣寄り、

しかも、どの獣よりもたちが悪い生き物かもしれないな、

と、感情ではなく、理屈で思い知る部分もあります。

非常に襲撃を受ける作品です。

でも、こんな作品が日本から生まれたことを誇りたい、

そんな作品でした。

(あたまっち)