夢見る黄金地球儀 | こぶたのしっぽ

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夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)/海堂 尊
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「夢見る黄金地球儀」を読みました。

1988年、桜宮市に舞い込んだ「ふるさと創生一億円」は迷走の末、

「黄金地球儀」となった。

四半世紀の後、その地球儀を強盗せんとする不届きモノがあらわれる。

面白い作品だと思います。

ただ、個人的に80年代って、あまり好きな時代ではなく、

バブルな景気も手伝って、なんとなく振り返ってみると恥ずかしい、

何が恥ずかしいか具体的にはないのですが、特に良い思い出もない時代で

(個人的に)あまり振り返っても「あの頃は良かったなあ」的なものがないので

振り返りがいがない時代なんです、個人的に。

なので、ふるさと創生一億円が作中にでてきますが、これだって

お金を自治体にばら撒いて、ばら撒いたはいいけど、ロクな使い道も思い浮かばず

恥ずかしいものが各地で続出し、、、、

なんか、80年代って、、、、ていう思い出しかないんですよね。

そういう思いもあるのですが、文章もテンポ良く読めると思うので、

軽やかに読める作品だと思います。

(あたまっち)