殺す/西澤保彦 | こぶたのしっぽ

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殺す (幻冬舎文庫)/西澤 保彦
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「殺す」を読みました。

女子高生が遺体で発見される。

性的暴行のあとはない。

怨恨の線で捜査は開始されるが、翌日またもや同じクラスの女子が殺害される。

そしてすぐさま第3の殺人が起こる。

非常にビックリなタイトルの小説です。

人の持つ嫌な部分を描いている作品なので、面白い面白くないというより、

なんというか読みながら、こういう世の中どうやって生きていけばいいのかな、

と、現実と照らし合わせつつ読んでいたような気がします。

人間の持つ暗い部分というか、悲しい部分というか、救いようのない部分というか、

どうしようもないポイントを描いているように感じました。

(あたまっち)