ビターブラッド | こぶたのしっぽ

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ビター・ブラッド/雫井 脩介
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「ビターブラッド」を読みました。

刑事の父親に反発しながらも、自分も同じ刑事としての道を歩む息子・夏輝。

彼が始めての現場を経験してから1ヶ月。

捜査一課の係長が何者かに殺害された。

捜査本部は内部の犯行を疑い、刑事達は疑心暗鬼に陥る。


テンポがいいのでサクサク読めるし、面白い事は面白いです。

ただ、新米刑事である夏輝が、情報屋と接触し、わりとトントンと事が運ぶというか

事件の真相、解決に向かって行く、しかもベテラン刑事達がほとんど手掛かりも

つかめていない中。

というのが、ちょっとリアリティを感じないというか、ちょっと事が運びすぎに自分は

感じました。

故に、ちょっと軽いタッチの小説な印象を受けたというのが率直な感想です。

でも、面白い小説ですので、面白いならあまりその辺気にしないわ、

という片は是非読んでみてはいかがでしょうか?

(あたまっち)