交錯

白昼の新宿で起きた連続殺傷事件。

無差別に通行人を切りつける犯人を体当たりで刺し、その行動を阻止した男がいた。

だが男はそのまま現場を立ち去り、月日が流れた。

事件を追う沖田刑事は犯人を刺した男の手掛かりを探していた。

一方、同僚の西川刑事は、都内で起きた貴金属強盗を追っていた。

２人の刑事の捜査が交錯する時、それぞれの事件は驚く様相を見せる。

堂場瞬一お得意の、本格的な刑事ものの推理小説ですね。

この作者の小説はどの作品も、とりあえずある一定のレベルの読み応えは保障してくれます。

あまりハズレは無いように思います。

今作品もそうでした。

面白かったです。

最後までしっかり読ませますし、

なるほど、そう来るか、といった展開も説得力もあります。

この作者は沢山作品を書いていますので、機会があれば

また別の作品も読んでみたいと思います。

（あたまっち）

こぶたのしっぽ