プラチナデータ | こぶたのしっぽ

こぶたのしっぽ

見たこと聞いたこと、感じたこと思ったことを、書いていけたらと思います。

オラオラと本を読んでいます。


「プラチナデータ」を読みました。


プラチナデータ/東野 圭吾
¥1,680
Amazon.co.jp


犯罪防止を目的としたDNA法案が国会で可決し、検挙率が飛躍的に上がるなか、


科学捜査をあざ笑うかのような連続殺人事件が発生した。


捜査は難航し、警察特殊解析研究所の神楽龍平が操るDNAシステムの検索結果は「NOT FOUND」


犯人はこの世に存在しない?


時を同じくしてシステムの開発者までが殺害される。


現場に残された毛髪から解析された結果は、「RYUHEI KAGURA」適合率99%。


犯人は神楽自陣を示していた・・・。


どうしてこう、東野圭吾の本は面白いんだろう。


今まで読んだ作品、1冊も個人的にはスベッてないです。


面白いなあ。


この本のテーマがDNAということで、すごく興味をそそられました。


DNAでその人の大部分は出来てしまう、あるいは決まってしまう、と言われると


そしてその説得力に、う~ん・・・と唸るしかないというか、頷いてしまうというか・・・。


人の心は所詮、脳への電気信号だ、と言われると


またしても、そう言われてしまうと、う~ん・・・否定できない部分もあり、


そうかもしれないし、それが現実なのかなあと思わせるくらいのリアリティが、この作品にはありました。


これからさらに科学が、技術が進むと、こういったこともフィクションではなくなるかもしれないよなあ、


と考えさせられる作品でした。


面白かったです。


(アタマッチ)