- 半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)/今野 敏
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東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。
事件性はないと思われたが、男性は原因不明の高熱を出し、死亡した。
それをキッカケに東京湾臨海署の安積班にただならぬ空気が流れ始める。
本庁の公安が動き出したのだ。
海外からウイルスを持ち込んだバイオテロなのか?
地域、道路封鎖に奔走する安積たちの不安をよそに、事態はさらに悪化をしていく。
面白かったです。
バイオテロ。
日本で起こると、なす術がないんだな。
これはフィクションですが、この作品を読んでいると、ヒシヒシと感じてしまいました。
もちろんフィクションですし、実際にバイオテロが起こるとどうなるか現実問題分からないけど、
それにしてもなあ、という感じです。
とはいえ、作品に出てくる安積班は各々キャラが立っていて魅力的な人間ばかりです。
彼らの活躍を追っていくだけでも、十分面白い作品だと思います。
そりゃあ、ドラマ化されるだろうな、とは思いました。