ビヨンセ「I AM... SASHA FIERCE」 | こぶたのしっぽ

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アイ・アム… サーシャ・フィアース(CD2枚組)/ビヨンセ
¥1,630
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ビヨンセの最新アルバムにして2枚組。


1枚目は、今の素のビヨンセとしてのモードで作られていて、アコースティックな音が主体になっています。


ピアノ、ギター、ドラムと、シンプルな音で構成された曲たちは、ポップなR&Bや派手さは抑えられていて、ジャンルうんぬんよりかは「本当に良い音楽」を作り、歌っているという印象。


そして、2枚目はビヨンセのステージ上の人格”サーシャ・フィアーズ”というコンセプトで作られています。

これは、今までのビヨンセのサウンドのイメージでアグレッシブでポップでサービス精神に溢れる、1度聴くと”アガる”曲が多く入っています。


私は1枚目、アコースティックな「アイアム・・」から聴いたのですが、この1枚目だけでもう十分素晴らしいアルバムで、お腹一杯になりました。


が!!


そのお腹一杯の状態から2枚目の「サーシャ・フィアーズ」を聴き始めて、こっちもすごいじゃないか!!と、その満腹感は吹き飛び、またもや驚き。


お腹一杯だけど、甘いものは別腹とみたいな感じで、気持ちよく聴いてしまいました。


同時に全く別コンセプトで2枚の素晴らしい作品を作るビヨンセ、そしてパートナーのジェイZの才能は凄まじいなあと、思わせるに十分なアルバムです。


色々良いところはたくさんあるけど、個人的にはビヨンセの”声”に圧倒されました。


それは今に始まったことではないんだけど。


このアルバムは、かなり末永~く聴ける名盤じゃないかなぁ、なんて思っています。