HERO | こぶたのしっぽ

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劇場版が公開する前に放送されたSPドラマ(綾瀬はるか、中井貴一とかでてたやつ)を見て、やっぱり劇場版も見たいよなーと思い、現在に至っていました。


で、時間ができたので、やっと見ました。


SP版を見た時は、そのまま劇場版に続くような終わり方をしてたような気がしたのですが、特別重要につながっているわけではなく、SP版を見た人には「ああ!このシーンの意味が分かる」と、ちょっと得した気分になるなる程度で、映画だけ見ても特に違和感はない作りになってると思います。


映画になっても久利生の魅力、そしてその脇を固める個性豊かな仲間の検事たちの魅力は相変わらずで、これが作品の面白さに繋がっているのは間違いないと再確認します。


ただ、SPドラマとしてみれば物凄い豪華に感じるのですが、映画としてみた場合は、そこまで届いているかな?という、ドラマ以上映画未満の微妙なところ、というのが正直な感想でした。


ドラマと映画のスケールの違いを出すために、舞台を韓国にまで広げたり、イ・ビョンホンを出演させたりと、なかなか豪華ではあるのですが、絶対必要か?というとそんな感じもでもないような微妙なものでした。


そう思う一方で、誰が観ても楽しい作品はこれくらいやらないといけないのかもしれないな、とも思ったりしたけど。。。


逆に、今回久利生の前に立ちふさがる敵、敏腕弁護士・蒲生演じる松本幸四郎は、映画ならではの手強い敵!という雰囲気をビシビシ出してて、この蒲生と久利生の対決は、非常に見応えがあり引き込まれました。


ラストは、ドラマからずっと見てた人達の希望というか願望に決着をつけて、キッチリと締めています。


個人的には、マスターの「あるよ!」が聞けた時点で、映画の50%は満足でしたけど。