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地下鉄に乗っていたら、いつのまにか昭和30年代にタイムスリップして。。。
というストーリーに惹かれて、見ました。
最初、そのタイムスリップしていくところの演出がちょっと分かりづらくてとまどいました。
途中からは、頻繁に当たり前のように、過去と現在を行ったり来たりするので、慣れてきて普通に見ることができました。
主人公の信次は、父親との間に溝が出来ているのですが、タイムスリップで自分の父親のその時代時代の過去を見ることによって、自分の父親がなぜあんな厳格になっていったのか、どういうことを経てああいうに人物になっていったのかを知っていきます。
色んな時代のタイムスリップを経て真次は父親の真実の姿を知っていくわけですが、ラストに悲しい出来事が起こります。
それは、唐突に起こるのですが、とても切なく、悲しいことで、見ていて愕然としてしまいました。
作品全体としては、とてもわかりやすく作られていると思うし、主要キャストの4人、堤真一、岡本綾、大沢たかお、常盤貴子、の演技が素晴らしいので、誰が観てもそれなりの満足度は得られるのではないかと思いました。
特に、その時代時代で人となりがどう変化しているのかを、見事な演技で表現していた、大沢たかおと常盤貴子は素晴らしいと思いました。
私は、原作の方は未読なので、機会があれば読んでみたいと思いました。
タイムスリップして自分の親の若かりし日の姿と生き様を実際に見ることができたなら・・・・、そういうある種のファンタジーというか。
もし、自分の親とあまりうまくいってない子供とかが、自分の親の若かりし日に会って直に会話したり触れ合う機会があった場合、その時代の親を見て、子はどういうことを思うのか?
その逆もあると思うし、親と仲のいい子供が昔の親を見て、もしかすると・・・、みたいな。
色々な、もしも?を想像してしまう、この映画のタイムスリップの設定は、非常に面白いなと思いました。