幸福のスイッチ | こぶたのしっぽ

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見たこと聞いたこと、感じたこと思ったことを、書いていけたらと思います。

幸福のスイッチ
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町の電器店を営む父は、採算を度外視してまでお客さん第一主義を貫く頑固な人間。


そんな父に反発し、実家を出て東京でイラストレーターとして働く娘・怜


ひょんなことから、実家に帰省し電器店を手伝うことになったが・・・。


主人公の怜は、仕事はまだ新人だけど、自己主張や、不満ば多く、上司とも衝突するような人間です。


それが、実家に戻り、電器店を手伝う仕事を通じ、父の仕事に対する姿勢や、家族の絆、地元の人々との繋がりや人柄、温かさに触れることによって少しづつ変化していきます。


劇中ではそれが丁寧に描かれていて、すごく良かったです。


私は「ジョゼと虎と魚たち」を見てから、上野樹里の演技力はとても素晴らしいと思っていて、


ジョゼと虎と魚たち
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シリアスな作品や、ヒューマンドラマなどの方が上野樹里の演技は、とても光ると思っています。


この「幸福のスイッチ」でも、もちろん上野樹里の演技力はいかんなく発揮されてると思いました。


他の共演者も、もちろん良かったし、とくにジュリーは”実はいい父親、実はいいおっさん”役を演じると、すごく味があっていいなあと思いました。


若い時からのジュリーを見てる人はどう感じるか分からないけど、年を重ねてから映画に出演してるジュリーが私は結構好きだったりします。


私はこの映画の存在を、レンタル店に並ぶまで恥ずかしながら知らなかったのですが、とても良い映画だったので、見てよかったです。