天然コケッコー | こぶたのしっぽ

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「天然コケッコー」を観ました。



原作は読んでないので、どういう作品なのか知らなかったのですが、脚本・渡辺あや、監督・山下敦弘と聞いた時点で、これは観に行くしかないでしょう!

と、決めてました。


渡辺あやさんが過去に脚本した『ジョゼと虎と魚たち』、『メゾンドヒミコ』、山下監督が過去に撮った『リアリズムの宿』、『リンダリンダリンダ』が大好きだったので、この2人が組むという時点で、自分の中では今年絶対に観たい映画の一つでした。


田舎のゆっくりした時の流れ、ロケ地になってる島根の自然がすごくキレイで、特に海のキレイさが印象に残りました。


その中を主演の夏帆が、そよ役をいきいきと演じていました。


夏帆は東京生まれの女優さんだけど、方言まるだしのそよ役を見てると、ほんとにそこに住んでる人なんじゃないかと思うくらいハマっているように思いました。

そんな夏帆を見ながら、これは今この時、この年齢でしか演じられない役だろうなあと思い、そして見事その役にめぐり合った夏帆は、これからもっともっと素敵な女優さんになっていくんじゃないかと思いました。


あと、くるりの主題歌も素敵です。

エンディングでイントロが流れた瞬間に、「ザワッ!」とかるく鳥肌がたちました。


「ジョゼと虎と魚たち」の時も、エンディングでくるりの曲が流れるのですが、その時とそっくりな感覚に襲われました。


なんでだろう?


作品は全然違うのに。


くるりの曲の持つ力なのかなぁ?


なんて、考えながら劇場を出ました。