シネリーブル池袋で見てきました。イギリスの映画…だよな。(・_・)



 タイトルの絵を見てドタバタの軽い映画かと思ったら、逆に何か物悲しいロードムービーでした。



 後で読んで自分が思い出せないのでネタバレします。



 ハロルドはビール会社での勤めを終えた老人。妻のモーリンと暮らしていました。



 そこへ、かつて同じ勤務先の同僚だった女性クイーニーが、今は北の町のホスピスに居るという便り。



 ホスピスに居るといえば幸福の絶頂…な訳はない。お大事に、という無愛想な葉書を書いて投函しようと思ったのだが…。



 かつての勤め先の同僚からの便りといえば、妻としては嬉しくない。


 けど、独身のまま生い先短かかろうクイーニー…の事で、ハロルドがモーリンにやましい事は何一つ無かった。それどころか…。



 モーリンとハロルドにはデービットという一人息子がいて、ケンブリッジ大学に進んだ秀才。



 けど名門校あるある…行ってみたらば周りのみんなが凄過ぎる…あるいは大学の要求水準が高過ぎる…。



 音大ならもっとあるある、な事らしいけど。



 せっかくのケンブリッジ大生デービット、自信を失くし帰郷。



 そのまますさみ、酒と薬に溺れたある日、若い美空のデービットは首を吊った。



 たった一人の我が子が自ら先立つ…平気で居られる親はいない。モーリンもハロルドを責め、ハロルドも自暴自棄。



 勤め先のビール樽を何本も倒しビールは地面に…。



 首になりそうな所を身代わりになってくれたのがクイーニー。



 ある日、ハロルドの居ないフライ家にやって来たクイーニー…ハロルドは気にしなくていい、と伝えてくれと頼んだが…。



 事情を知らないモーリン、悪い想像だけして、ハロルドにクイーニーの来訪を伝えなかった。



 そのままぎくしゃく生きてきたハロルド達夫婦だった。



 葉書を出しに行ったハロルドは…コンビニで手続きをして…店員の、髪を青く染めた若い女子…ホスピスに居る女性への便りだと伝えると…。



 私の叔母も癌で…でも信じるときっといい事があります、と力付けた。



 ビール会社を勤め上げた今があるのもクイーニーのお陰。



 自ら見舞いに行かなくては…。



 映画を見ていて一番引っ掛かるのが地理関連。ハロルドさんとか、ロンドン近郊とかに居るんじゃないの?



 クイーニーのホスピス…何度も地名は出ましたが、覚えられんっちゅうねん!



 北の果てと言った。



 そして800km離れていると分かった。( ・ε・)



 パンフレットは買いませんでした。お昼時の池袋東武…っていうか入り口はルミネ?ややこしい。



 そこへダンナと見に行ったのです。( ・ε・)



 何とか見つけたタイ料理屋(観賞後)で検索…してもしても…ワカラン。



 感想を書いているある人によれば…ハロルド達が住むのはイギリスの南端の西の方。



 サウスデボンキングスブリッジだとさ。( ・ε・)



 そこから、目指したのがベリックアポンツイード。



 沖縄本島に例えると…喜屋武岬から東村…ってか?



 更に800km北となると…東京から札幌の距離。



 喜屋武岬から東村だって凄いのに。



 そこを、猿岩石よりきついオール徒歩で行こうというハロルド。



 途中、足の豆が潰れて化膿して…行き倒れたハロルド。



 スロバキアだかスロベニアからだか移住した女医に手当てをされた。



 彼女は彼氏と駆け落ちだったのに…赤子を連れた別の女性現れ彼氏は…異郷の地イギリスで、駆け落ちした彼女を置いて出ていったという。



 医者だった彼女…イギリスで資格は通じずトイレ掃除が生業。



 足を治し、世話してくれた、実は女医、の元彼氏のリュックをもらった。



 その後本当に原始さながらの徒歩での老人の旅。



 時々モーリンに電話する。モーリンは怒る。どこに居るかと聞かれ、ハロルドも人に聞き伝えるけど…。



 視聴者の私日本人…ワカリマセン。



 人と会話して…。



 ある日若い男性と会話の挙げ句写真を撮るのを許したら…。



 ハロルドはSNSに載り…どころか事情と共に新聞に載り、一躍有名人になってしまう。



 共感する暇な人が何十人も…巡礼の旅となるが…。



 仲間が増えたらペースダウン。



 ある日巡礼仲間のある女性は、自分のペースで行っていいよ、と言う。



 途中で、巡礼集団より先にハロルドと一緒に歩き出した少年…何かでへそを曲げ姿を消し…心配。



 その少年が拾った犬もパートナーだったが…ある日呼んでも振り向かず、長距離バスに乗り込む若い女性に付いてバスに乗って去ってしまった。


 

 デービットそっくりの青年も見た。



 新聞をきっかけに所在の分かるハロルドに、モーリンは向かいの家の男性の車でたどり着き再会。



 ハロルドとモーリンは互いへの愛を再確認するが…ハロルドは一人旅を続ける。



 しかしゴール間近、あと28kmの所で…思い出すのはデービットの事ばかり。



 へこたれたハロルドは帰るとモーリンに電話。あと28kmだから頑張って!とモーリン。



 ハロルドはたどり着いた…クイーニーは…話せないがこっちの言うことは分かると言われている。



 旅を始めてまだ中盤の頃、ハロルドはクイーニーに、会いに行くと葉書を出していて…。



 それを受け取って以来クイーニーはすっかりやる気を取り戻し、ハロルドが来るんだ!と得意そうだ、と電話でホスピスのシスターに聞いていたのだけど。



 あれからまた随分経っていて…結局到着したのは出発後70日ぐらい経った頃…だろうか。( ・ε・)



 クイーニーの反応は…喜んでるのかどうか…良く分からない感じ。



 ハロルドは…とっとと帰ったのかな?( ・ε・)



 クイーニーの病室ではハロルドが贈って窓辺に下げたクリスタル…みたいなガラスかも、なしずく状の物で…ミラーボールの光みたいな物が回った。



 そのクリスタルを、途中で同行した少年は盗もうとして…咎めたハロルドに対し少年は…ガラス玉さ!と憎まれ口…その後居なくなった、というエピソード有り。



 という訳で多分…ガラスかもね。