輪島市名舟町の伝統芸能です。



 ついさっき、夜の11時またぎでNHKの昔の番組で取り上げていたのを、池上彰さんと常盤貴子さんが追加コメントし、現在実際に御陣乗太鼓の打ち手である60過ぎの男性二人と会話していました。



 能登は元日の大地震にやられ、特に珠洲と輪島の被害のひどさは良く取り上げられていますが…輪島市街地から海岸線を東に向かう名舟町は、言うまでもなく被害はひどく、当初孤立地域でもあり、皆さん金沢やその近郊で現在過ごされているようです。



 北陸新幹線の福井県敦賀までの開通の時に、久々に金沢駅で演じたと言っておられました。



 御陣乗太鼓は独特で、太鼓の演奏でありながら、4人か5人で代わる代わる叩きポーズを取り掛け声を上げる…それはメロディーが無いながら、リズムの決まったいわば曲、です。



 子供の時に、何故か祖母に連れられ行った芸能鑑賞で見たのが最初ですが、初めて見た時は特に何も感じませんでした。子供ならそんなもんです。



 結婚前にも家族で能登を訪れた事はあり、御陣乗太鼓も見ましたが…。



 やはり今のダンナと結婚して毎年輪島に行っては、夏の夜は毎日のようにやっているあの演目を何度も見て…。



 これはリズムの決まった演目であり、数人でやるとはいえ15分にも及ぶ長い演目。



 マスターするのも大変なら…。



 あの演目ではトレモロも交えて叩き続けるベースドラミングの人が真ん中で、1人3分は叩き続け…。



 腱鞘炎にならないのかなと思ったり…。



 地震が無くてもたださえ人口の少ない地域…後継者は居るのだろうか?



 ちゃんと地域で少年達に指導はなされていて、若い演者の人も、やり甲斐のある演目だけに、やりたくていつもウズウズしているとの事。少し安心。



 ちなみに御陣乗太鼓は毎日の定職ではなく、本職は、テレビに出ていた人の場合は輪島塗りの職人だとかで…。



 未だに水の出ない名舟町に週何日かは行っては片付けや、頼まれる輪島塗りの仕事をするそうですが…。



 朝一番の仕事は、トイレのための川の水汲み、という毎日では、やはり長くは居られないとか。( ・ε・)



 行き来も大した労力ですけどね。



 ところで…名舟町という地名、池上さんはナフネ、と読んでいましたが、私はてっきりナブネだと思っていました…そして。



 御陣乗太鼓ドラマーの男性つまり住民は…ナブネと言っていましたぞ!



 でも検索しても正式にはナフネ、のようです。



 昔はナブネだった…的な記述もあって。



 どっちやどっちや!



 誰もオクとは言わないのに駅名がオク、になっている尾久、みたいな奴か?(^_^;)



 ナフネ…濁点無しって…違和感違和感!