八代亜紀さんに関する事。



 だいたひかるさんじゃないけど、どうでもいい話。



 八代亜紀さんについては…実力派演歌歌手として押しも押されもせぬ存在…でも人によって評価の別れるその歌、と存じます。



 和装洋装どちらも似合う、女性としての理想体型でもあった…でもあの声はあまり女性的ではなく…。



 そして所詮私は演歌に興味が無い。



 しかし、ヒット曲を多く出した彼女…印象に残る曲はあります。私にとっては舟唄。



 1981年のNHKのドラマ、蛇蝎の如く。



 津川雅彦と加賀まりこは夫婦。しかし津川雅彦は浮気をしている。



 その相手は若い池上季実子。その父親が小林桂樹。



 父親は娘が、妻の居る、親程にも年上の津川雅彦と不倫している事を突き止める。



 一方で加賀まりこも夫、津川雅彦が浮気していると睨む。そして目星を付けた相手が池上季実子…ではなくその母、加藤治子。



 それ以外の詳細を覚えてないのが痛恨ですが…。



 酔った場で多分津川雅彦、は歌う…。



 ♪お酒はぬるめの燗がいい…

 

  スルメは炙った イカでいい…



 正しくは、スルメは、ではなく 肴。



 ♪サカナは炙った イカでいい… が正しく八代亜紀が歌う歌。



 ある日…詳細は忘れましたが、加賀まりこは、夫の浮気相手と睨んだ加藤治子と二人になる機会を持ち…歌ってみる。



 ♪…スルメは炙った イカでいい…



 目の前の女の夫の浮気も、その相手が自分の娘である事も知らない加藤治子は…何の事だか分からず何も起こらない。加賀まりこは、空しく相手をしたたかな女、と思う。



 一方小林桂樹、娘が先の幸せもない、空しい恋愛をしていると知り深く悩み…これまた相手の津川雅彦に会う。そして正攻法で思いをぶつける。



 娘と恋愛するのはやめて下さい…。



 小林桂樹、オイオイと泣き出し、ハンカチを取り出して眼鏡を拭くが…ハンカチには噛んだガムが付いていて…眼鏡にくっつき…。



 そこで私は笑い転げ、先は覚えていません。



 とにかく、津川雅彦は、若い浮気相手の父親の純情さに感じ入り…確か浮気はやめると池上季実子に言った…気がします。



 スルメは炙ったいでいい、と歌える人、それを知っている人は限られる…ちょっとした推理ドラマの鍵、ながらハートフルコミカルドラマになった、のでありました…確か。



 舟唄のいい思い出です。