(幼児の実験ノート)
子どもが小さい頃から、
「あれ?」「どうして?」を解決するために、
小さい子でもわかるように絵を描いて説明してきました。
そのために描き綴った「実験ノート」を紹介していきたいと思います。
「どうして日傘は外が白くて中が黒いの?」
ある日、私がさしていた日傘を見て、
「どうして外が白くて中が黒いの?」
「白いと光が反射しやすいの。
黒は吸収しやすいから、
反射しきれなかった光を内側で吸収してくれるんじゃないかな。」
「どうして白いと反射しやすくて、黒いと吸収しやすいの?」
家で、箱を仕切って、黒いお部屋と白いお部屋に分けました。
2つのお部屋に懐中電灯を当てて比べると、
「ほんとだ、白いお部屋の方が明るいね!」
「壁が光を反射するから、明るく見えるのよ。
お部屋の雰囲気を落ち着かせたい場合は、黒っぽい壁にするの。」
その後、赤、青、黄色・・・といろいろな壁で実験しました。
ある日、レストランで、
天井に黒いクロスが貼ってあるエリアと、
白いクロスが貼ってあるエリアに子どもが気付きました。
「天井の色で明るさが違うね!」
「落ち着きたい人はこっち、明るいところがいい人はあっちなのね。」
知識が一つ増えると、また1つ世界が広がります。