綺麗で切ない人と鬼の恋物語。 | 読書三昧

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愛猫との日常+読んだ本、欲しい本等、コミックスから小説、
時には絵本、実用書などを紹介したり、感想書いたりしてます。

今日は良い天気でした。

私は早朝はバイトへ。

帰宅して、すぐ父と買い出しへ。

帰宅後は布団干してから爆睡。

 

午後は、なんとか眠氣に勝って

PCで訪問等させて頂きました。

 

バイト帰宅後、お出迎えに2階から

レディが降りて来てくれたのに、

すぐ出かけたので、レディはよほど

寂しかったのか、PC中の下僕に

ずっと強制抱っこ求めまくり。

 

布団ひっくり返したり、取り込んだりで、

仕方なく降りて頂いた後も、すぐに

お膝に乗ってきて、そのまま肩に縋り付き、

抱っこモード入り。

 

今も、夕食後2階へ戻った下僕に抱っこ

状態でお休み中です(;^_^A

 

それでは、本日の紹介はこちらのコミックスです。

 

『人間に恋した鬼は咲う 全4巻』

(リュエルコミックス/実業之日本社)

 雪森寧々著

 

人間の少年と鬼の切なく美しい恋のお話です。

 

少年は、仲の良かった少女を、大好きだった

父に殺され、生き返らせて欲しくて鬼の元へ。

 

しかし、鬼でも死人は生き返らせることは

出来ない。

そう答えると、少年は、それなら自分を

殺して欲しいと頼むが・・・

 

鬼は少年を殺さず、共に生活を始める。

更に、生きる心を失っている少年と、

殺されながらも、少年を氣に掛け傍に

居る少女の心から情報を得、少年の

心を救い、少女も天へ還って行く。

 

そして月日は流れる。

 

少年は成長し青年へ。

鬼は変わらず美しく可愛いまま。

 

共に過ごしす時間の中で、互いに

魅かれ合う。

しかし、人間と鬼は時間の流れが違う。

 

“ふたりの恋の先には何もない”

現実に押しつぶされそうになり、

笑顔すら失いそうになりつつ、

愛しい鬼の笑顔だけは守りたい青年。

彼は、愛しい大切な鬼の為に、

仲間たちにある願いを託す。

 

そうして、いつか来る離別の時を理解

した上で、二人は結ばれる事を選ぶ。

 

最初から、鬼が残される事は分かる構成

ですが、切なく綺麗です。

そして、続きを読まずにいられなく

なります。

 

感情というモノを持たなかった鬼と、

心に闇を抱えた少年の間に生まれた恋。

不器用な二人が、お互いに手探りで

恋を成就させる姿が愛おしかったです。

 

絵柄も素敵で、切ない終わりでは

あるけれど、読めて良かったお話でした。

 

 

 

 

 

下僕の腕の中で幸せそうな寝顔のレディ。

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