『乾坤一擲』が読める人は、世の中の何割くらいか。
2か月くらい前のこと、算命学命式算出ソフトPremiumの開発現場で、喧々囂々の大議論となった話題である。
私は8割くらいの人が読めないと言い、隊長は逆に、8割くらいが読めると言い張る。
隊長 「ほとんどの人が読めるよ。特に占い師だよ。バカじゃできない仕事だよ。こんなの読めて当然だよ。」
そら 「一般的に読める人は少ないと思うよ。占い師さんだって、読めない人の方が多いと思うよ。」
隊長 「あなただって読めたじゃない。」
そら 「私はたまたま知ってたけど、多分ほとんど読めないよ。人を自分と同じに考えちゃダメだよ。」
一事が万事、この調子だ。
隊長の、みんなこれくらいのことは理解するだろうという想定レベルは非常に高い。
そんなわけで、私は商品開発にあたって、一般的なレベルがどれくらいかというのを隊長に分かってもらうのに、いちいち苦労するのである。
隊長の文章は、漢字ばかりだ。
漢字が使えるものは、ほとんど漢字にする。
見ただけでうへぇとなり、私などは読む気が失せるが、隊長はこれが読みやすいと言う。
隊長 「漢字は表意文字なんだよ。見ただけで意味が入って来るんだよ。漢字をたくさん使ってあった方が早く読めるよ。」
何しろ隊長は、私が1週間くらいかけて読む本を、2時間で読める。
なので、原典算命学大系という全11巻の分厚い本も、その他の資料も、お教室の原稿を書き始める前に、100回以上読んでいる。
そんなことができる人は、あまりいない。
さる山所有の原典算命学大系
そら 「自分がそうだからって、人も同じじゃないよ。隊長は特別なんだよ。人を自分と同じに考えちゃダメだよ。普通の人が使うソフトだよ。前にブログでアンケート取ったことがあるじゃない。漢字があまりない文書の方が読みやすいっていう人の方が断然多かったじゃない。」
とにかく、説得するだけで、非常に疲れる。
そして、隊長の書いたPremium用の文章を、私が一般の人が読みやすい文章にし、ひらがな多目に直したところ、隊長はひどくおかんむりである。
隊長 「あーあ、こんなにしちゃったら、読みにくくてしょうがないよ。せっかく美しい文章だったのに・・・」
そら 「・・・」 平行線の日々に疲れ果てている
そんなある日、隊長が「Premium版の文章を校正に出そう」と言い出した。
そら 「え?プロの校正者さんに頼むの?」 ぱぁっ
隊長 「うん、自分たちのチェックだけじゃ、どうしても間違いがあるだろうから。商品になるんだし、第三者のプロの目を通そう。」
そら 「そしたら、今後、そのやり方に倣って文章を書くことにしようよ。」
隊長 「そうしよう。」
そら 「Yさんに、校正者さんについて聞いてみようか。」
隊長 「うん。」
Yさんというのは、知り合いの本の編集者さんである。
Yさんに連絡を取り、いろいろと話を聞くうち、Yさんがよく頼んでいる校正者さんを紹介していただけることになった。
数日後、Yさん、校正者さん、隊長、私の4人で、顔合わせ兼打ち合わせをしたのだった。
(長くなるのでつづく)
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