日本という国はインバウンドの外国人から見ればアニメの異世界やそれに出てくるダンジョン(迷宮)そのものと化している気がする。
そしてインバウンド客はそれを攻略する為に来ている冒険者のようなものなのかもしれない。
東京の渋谷や新宿、大阪の梅田の地下街などダンジョンそのものだ。
何も特別に観光目的の開発をしなくてもそのままでナチュラルにダンジョン化しているのが素晴らしい。
アニメでも呪術廻戦の「渋谷事変」で実際に渋谷の地下街が出てくるし、新宿などほぼ異世界のバザールみたいな感じが満載である。
日本人にとって、日本は迷宮でもなんでもなく、普通に暮らしやすい国に違いないが、実は外国人の観光客にとってはいろんなローカルルールがあって、言葉も通じなく、ただ観光するといってもハードルが高い。
だが、それがきっと彼らにとっては魅力なのだろう。
1980年代の「ブレードランナー」や「ブラックレイン」といった映画で描かれていた世界観も外国人にとっては行ってみたい見てみたいと思わせるものがある雰囲気なのだと思う。
※ブレードランナー1の世界観
※ブラックレインの大阪
大阪の北新地という高級クラブがある飲み屋街でも、外国人旅行者をよく見かけるが、そういった昭和の世界観を求めて観光で来ているような気もする。
※北新地ダンジョン
言葉が通じないにも関わらず、銀座や北新地の高級な飲み屋に果敢に突入する外国人もいるようだが、なかなかの冒険者だと言えよう。
日本では、マナーの悪い、もしくは日本の習慣を受け入れない外国人を排斥しようとする風潮が強くなっているが、確かにそのような冒険者や荒くれ者が増えると間違いなく治安は悪化するだろう。
しかしながら、外国人に対するマナーやルールを強化すればするほどに、実は日本という異世界のダンジョンを攻略しようとする冒険者にとっては魅力が増してしまうというパラドックスが発生する。
ダンジョンのダンジョンたる所以は、その難易度が高ければ高いほどに冒険心をくすぐるからだ。
日本ほどダンジョン色が強くて、冒険者たちにとって命の危険が少ない旅行先はない。
これからも、インバウンドの冒険者達は続々と訪れるに違いない。



