ショックな情報が突然入ってきた・・・。
今日から香港HSBCにおける口座開設のシステムがデジタル化?への移行とかなんとかで、日本居住者は取りあえず開設できなくなったとか!?
一体何が起ってるのかまだ全貌や背景は掴めていないが、おそらく新規で口座開設を希望する者の情報を事前に照会してAIがその適性を分析するシステムを導入しようとしているのではないかと想像する。
いわゆるKYC(Know Your Client)というコンプラ的な審査や本人確認の作業は、今までは人間がやっていたわけだが、それをデジタル化してAIによるデータ解析によって、その人間の金融情報や犯罪歴などをほじくり出して適格性や信頼度を審査しようとしているのではないかと考えられる。
HSBC香港の口座と言っても、億円単位の預金が必要なプライベートバンク部門ではなくごく普通のリテールバンキング口座の話しだ。
コロナ以降、銀行が顧客を選ぶ時代に入ったとは感じていたが、もはや持っている資金の量だけでなく、その質というか、源泉のクリーンさや顧客の性質によって厳格に顧客がより分けられる時代に突入したのかもしれない。
2年前に書いた記事を読み返しても、開設が難しくなったポイントは、英語や中国語といった語学力のレベルだけではなく、そのひとが香港の銀行口座を必要としている証明、つまり居住ビザの有無や、投資目的であれば、投資証明、資産証明など、何かによってその必要性を明確にしなければならないという点だった。
その後、特定の業者のコネで、今に至るまではなんとか作れていたものの、昨年にはスタンダードチャータード銀行が開設不可となり、HSBC香港も最悪今後は作れなくなるかもしれない。
そうなると、香港の銀行口座で日本居住者が開設できるのは、CITIと中国銀行(BANK OF CHINA)くらいしか可能性がなくなるが、CITIも中国銀行もこの数年日本人で口座開設したひとの話しを聞いていないので開設できるかどうかはわからない。
もともと、香港の銀行口座を持っておいた方が良いという理由を理解できず、必要性を感じていないひとが大半であったことを考えると、今口座を持っていない人たちにとってこの事態は大したことがないのかもしれないが、この流れの深刻さを感じれないところに日本人の根本的な問題が潜んでいる気がする。
要は、日本にある1,000兆円超えの、主に高齢者が日本の銀行にブタ積みしている円預金の逃げ場がこのような海外側の規制によって失われていくことは、ますます日本の金融業界のガラバゴス化を推進し、日本円しか持たない日本人が日本円の弱体化と共に国際的には貧乏になっていき、そこからの脱出経路が絶たれていく事を意味する。
HSBCが導入しようとしている新しいシステムとそのルールがどのようなものかまだハッキリとは分からないが、そのプロトコールに適合する場合には日本居住者も口座開設ができる方法が残されるかもしれない。
可能性が残されることを祈るばかりである。
もうこうなってしまうと、業者にいくらお金を積んだところで無理なものは無理ということになってしまうが、その必要性を理解して口座を持ちたいと考える人は、今更だが海外銀行口座サポート業者に問い合わせをしてみるべきだろう。


