還暦のテーマカラーはなぜ赤なのか? | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

9月20日にめでたく60歳の誕生日を迎えることができた。

 

こんな不肖な私を産んで育ててくれた両親と、私のような変態と長年付き合ってくれている心優しい友人達に改めて心から感謝したい。

 

さて、なぜ還暦には赤色が選ばれるのか?についてはあまり考えたことがなかったが、赤色には、神社の鳥居の色から見てもわかるように「厄除け」「魔除け」の意味があるようだ。

 

そう言えば、中国の旧正月前に女性が赤の下着を買うのは魔除けの意味だと聞いた事がある。

 

また、暦の干支は60年で一周するので、り生まれてから60歳でちょうど一回りし、生まれた年に戻る。

つまり、赤ちゃんに還るという意味から「還暦=赤色」とテーマカラーが定着したとのこと。

 

赤色の服とかはあまり着ることもないし、赤いちゃんちゃんこなど着せられるのはごめんだが、バイクやクルマなど乗り物は昔から割と赤が好きだ。

 

カワサキのファイヤークラッカーレッド、フェラーリレッド、ポルシェのガーズレッドなど、走りが売りのメーカーには赤がよく似合う。

 

大学生時代に初めて乗ったカワサキのZ400GPも赤。

今乗っているニンジャGPz900Rも赤黒。

社会人になって初めて乗ったクルマ、ホンダ・プレリュードXXも赤。

 

LA赴任時に乗っていたフォルクスワーゲンカブリオレも赤。

そして廃車になったトヨタカムリの代わりに中古で買ったアウディ80も偶然赤だった。

現在も保有する最後の空冷ポルシェ993も赤。

 

赤の目立つクルマやバイクに乗っていると、目立つので事故に遭いにくいだろうと思っていたのだが、実際の統計上は赤色のクルマの事故率は高いらしく、アメリカでは赤いクルマの保険料率が高いと聞く。

 

赤色の乗り物は、アドレナリンが出てスピードの出し過ぎになるからだそうだ。

 

私の場合は、赤のクルマで今のところ事故に遭ったことは無い。

 

確かに、赤という色には、なにか気持ちを奮い立たせるというか追い立てるものがあるような気はする。

 

機動戦士ガンダムのシャアが赤の機体色を好んで選ぶ理由も、自分の闘争心を煽る意味があったに違いないが、シャアの虚栄心や絶対に負けにという自信から、あえて目立つことによって相手に自分を確認させ恐れさせる効果も狙っていたのだろう。

実際にはシャア専用ザク(MS-05S ZAKU II)の機体色は赤というかピンクっぽい色のようだが。

 

私のメインバンクであるHSBCのマークも赤。

 

 

オフショア積立のプロバイダーとして私が推薦するマン島RL360°(旧ロイヤルロンドン)のトレードマークも赤だ。

 

情熱の赤といわれるように、赤には常に挑戦するイメージがある。

 

ここ数年の誕生日投稿を振り返ってみると、毎年言っていることはそう変わらず、結局60歳だろうが何歳になろうが、生きている限り、挑戦することや冒険することを忘れずに、何でも初心に返って謙虚に学んでいく姿勢が大事だというようなことを繰り返し語っている。

 

赤ちゃんに還ると言われる還暦だが、私の頭の中は既に50代で十分幼児化が進んでおり、やはりおっぱいが飲みたいと感じる今日この頃だ。

 

なんでも知っていると慢心した時点で、人生は面白くなくなってしまうし、他人からは驕慢で気持ち悪いジジイとしか見えなくなってしまう。

 

多くのひとが、歳を取って価値観に対する柔軟性を失い頑固になっていくのは、たぶん自分が生きてきて経験したことの価値を信じて死にたいと思うからだろう。

 

人生の価値など人それぞれだし、長さや遺したものの数に関わらず、価値の無い人生などない。

 

自分にとっての人生の価値は、たとえ他人の尺度からは全く価値が無いと見えたとしても、自分にとっては生きている限り無限の価値がある。

 

その価値観を他人に押しつけるのは無益であるばかりか、社会にとって弊害とも言える。

 

世の中は常に革新を求めており、これから先に生まれてくる新しい価値観は我々が今まで経験してきた価値観の常識では計ることができない。

 

還暦で赤ちゃんのような純真無垢な心に戻れるのであれば、これから先起こりうる価値観の変化を柔軟に許容して楽しめるような気がする。

 

たぶん、これから始まる60代もなかなか捨てたものじゃないのだろう。

 

赤いものたちに心を躍らせて楽しんで行こう。