コロナ前の2019年に書いたものを、コロナが始まった2020年にリブログし、更にそれを2021年にリブログしていますが、円安が1ドル=150円まで進んだ昨年2022年にはリブログしていませんでした。
それはおそらく、2年前に表題にあるとおり「最後のメッセージ」として上げたからだと思います。
2019年からの記事を読み返してみて、当時からインフレと円安の進行については予想されていたことがよく分かります。
なので、2019年~2021年にこの記事を読んで積立を解約したり停止しなかった方々は今の時点でも既に間違いなく勝者の立場にあります。
私の記事にも出会わず、誰にも止めて貰えずに解約や停止をしてしまったひとは残念ですが仕方ありません。
おおよそ、多くの人は数年先ですら予想できず、目の前の状況にたいして衝動的に行動しがちです。
特に、投資というものに関しては、大半の人が行動するパターンで動けば必ず負けます。
今まで頑張ってフレンズプロビデントやRL360、ITAなどのオフショア積立を続けて来た人も、円安が今のように進んでくると、円建てで利益確定を目論むひとが増えてきます。
しかし、ここで解約してしまうと、折角今まで勝者であったのが、場合によっては一気に敗者に転落する場合も考えられます。
新型コロナウイルスの世界的な蔓延によるコロナ渦は、なし崩し的に収束したように見えますが、実際にはウイルスが突然消滅したわけでも全人類がワクチンによって免疫を獲得したわけでもありません。
ロシアとウクライナの紛争も終わりが見えず、中東ではイスラエルとパレスチナの紛争が勃発、来年の1月には台湾の総統選挙を控えており、11月にはアメリカの大統領選挙も行われます。
そんな混沌とした世界情勢の中で、もはやどうでも良いと思えるジャニーズ問題が日本では毎日報道されており、来年には20年ぶりに全てのお札のデザインが一新されます。
世界の情勢的には、アメリカを中心とする資本主義経済は極めて追い込まれており、来年の選挙で共和党が政権を取ることによって右傾化が進み、日本もそれに倣わされる運命が見えます。
日本円の為替がどうなるかを確実に予想することはできませんが、世界中でインフレが日本以上に進んでいることは事実であり、日本はまだ物価の上昇余地がたくさんあります。
日本では企業が賃金を上げようにも、上げれるほどまだ十分に物価が上昇していないと考えられます。
こういう状況下では、外国人目線でみれば日本円という通貨は危なくて持ってられません。
政府は明らかにインフレを容認しており、結果として円は更に安くならざるを得ないと思われますが、日本に住んで居られる殆どの方々は、いまだにそうは思っていないようです。
最後の最後っぽい話ですが、今まで頑張って積立を続けてきたひとは、少なくともあと1年は頑張ってもらいたいものです。
おそらく、誰もが読み切れなかったような事態が起こるとすれば1年以内ではないかと思います。