RL360やITAなどが提供しているオフショアの積立プランは、若い人がこれから稼いで将来の財を長期的に構築する上で非常に良いツールであると信じて勧めてきたが、実は長期積立という手法は、継続できなければ確実に損をするというリスク面から見ると、本質的には金持ちしか成功しえない金持ち向けの手法だったのではないかと思えてくる。
少なくも、ここで言われるような金持ちの習慣というか、ある種のルールを飲み込めなければ誰も長期積立投資で成功することはできない。
毎月チマチマと数万円を30年とか積立てていくという地道な手法は、一見貧乏人でもできそうに思えるが、よくよく考えてみると、長期的投資視点を持たず明日のお金の事しか考えられない貧乏マインドの貧乏人はそれを続けることができない。
積立途上の運用成果や、ドル円の為替の変動にその都度動じて、解約や停止・減額などを安易にしてしまう人に長期積立は向かない。
それはつみたてNISAだろうがiDeCoだろうが同じ事だ。
「金持ちは富の構築が長期的なものであることを知っている - 貧しい人々は明日手に入るお金が欲しい。」というところが金持ちと貧乏人の致命的な差だと言える。